夕暮れ時、徐々に周りが暗くなってきました。歩き疲れたので商店街を少し折れたところにある「戸越銀座温泉」でひとっ風呂浴びることにします。看板に掲げられている「天然黒湯温泉」が気になりますね。戸越のほか、大森、蒲田界隈の銭湯は軒並みこの「黒湯」を売りにしています。
温泉の中は写真を撮れないので写真をお借りしましたが、黒湯はその名の通りお湯が真っ黒の温泉。フミン酸とよばれる土壌の中の動植物が分解、発酵された泥炭状の地層に含まれる物質が多く含まれることで色の黒いお湯になるのだそうです。弱アルカリ性でぬめりがあるのでしっとりとした肌になることが期待できます。そのため美人の湯とも呼ばれる泉質です。ただぬめりが床についているので床を歩くときは注意が必要ですよ。
下町情緒を感じながら食べ歩き、この地域ならではの黒湯も楽しめる戸越銀座。飾らず普段着でふらっと歩くことが楽しい町だと思います。戸越の住民になった気分でぜひ歩いてみてください。
編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年2月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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