南岸低気圧の影響で、関東地方では雨は夜更け過ぎに雪へと変わるだろう(山下達郎風)と予想され、東京23区でも最大8センチ程度の積雪になるようです。
明日の朝は、通勤の公共交通機関に影響が出るかもしれません。
毎年この季節の雪の天気予想を聞いていて感じるのは、最悪の場合を過剰に懸念し降雪量を多めに想定する傾向があることです。
東京ではちょっとした積雪でも、車のスリップや歩行者の転倒等が発生します。注意喚起してその手の事故を少しでも回避することは大切です。
しかし、メディアの報道を見ていると、必要以上に過剰に危機感を煽っているように感じてしまうのです。
確かに、視聴率を稼ぐためには、積雪による被害の可能性を過剰に見積もり、大騒ぎする方が良いのかもしれません。
また、実際の降雪が想定よりも小さければ、批判される事はありません。ところが、楽観的な予測をしていたのに大雪になって大きな影響が出れば、気象庁やメディアに対する批判が高まります。
これは交通機関でも同じです。過剰な防衛をしておいて、大した被害がなくても批判されることがありません。ところが、逆の事態になると、批判されるリスクが高まるのです。
そんなこともあってか、東京の首都高速は予防的に入口を閉鎖したり、タクシーの予約も受付停止にする会社も出てきたようです。