冬の理想の過ごし方

これは人を選ぶのだが、あまりに冬季うつ病がしんどい人は過ごし方を変えてもいいと思っている。

たとえば仕事や勉学に励む人なら、どうしても前向きになれない時期は攻めより守りを固める過ごし方だ。仕事なら新規開拓や新しいチャレンジをするのではなく、既存のオペレーションを分析したり、見直して改善を測る。勉強もまったく新しい分野ではなく、これまで学んで来た分野を見直して改善したり質を高めたりするのである。

新しいチャレンジは経験のない決断や重い意思決定も関係してくる。後ろ向きな気持ちで挑戦すると、保守的で間違った判断になりかねない。冬季うつ病はうつ病とは別物だが、「仮性認知症」と呼ばれ、うつ病が原因で認知症のような症状が起こる場合もある。つまり、判断力や決断力が落ちるので難しい仕事は戦略的に避ける方が良いと思うのだ。

自分自身、冬季うつ病をあまり自覚することはないが、ネガティブ思考や後ろ向きな気持ちになってるタイミングでは新しいことはしないように意識している。

冬季うつ病がわかっていれば、自分を責めることはなくなるし朝散歩をするなど日光浴など具体的な対策法もある。気持ちが優れなくても、理想の過ごし方はある。上手に冬を乗り越えたいものである。

 

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