深刻化する地下鉄の治安問題
この事件は、NYの地下鉄における治安悪化の象徴的な出来事となった。統計によると、2024年9月時点での地下鉄における殺人事件は8件で、前年同期の5件から60%増加している。キャシー・ホーチュル知事は地下鉄の安全対策として州兵1,000人を追加配備し、1億ドルを投じた警備強化を実施しているが、市民の不安は依然として強い。
さらに痛ましいことに、この事件の24時間以内に、別の地下鉄路線でも5人の乗客間の口論が刺傷事件に発展し、1名が死亡する暴力事件が発生している。
39歳の建設マネージャー、アレックス・グレイエフ氏は、ワシントン・ポスト紙に「70年代に逆戻りしているという声をよく聞く。強盗、殺人、喧嘩、銃撃事件が本当に日常的になっている」と語り、治安状況の悪化を憂慮している。
クリスマスを目前に控えた時期に発生したこの痛ましい事件。容疑者は2018年6月にアリゾナ州で入国管理当局に拘束された記録があり、当局は容疑者の在留資格の確認を進めているようだ。無差別な暴力から市民の安全をいかに守るか、NYは深刻な課題に直面している。そして日本においても、このような事件は対岸の火事ではないかもしれない。
提供元・TOCANA
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