移動した漁港は、最初にエントリーした漁港よりも規模が大きな漁港。そのため湾奥部はうねりもなく穏やかだったためエントリーしました。しかし、外海はテトラに波がかぶるほどの大荒れ。

そして終いには、みぞれが降る始末……(泣)。「新しいロッドで魚をかけてみたいけど今日は難しいだろうか」と、心も折れそうになるほどの悪条件。

しかし、途中で一瞬天気がよくなり、日が差すタイミングがありました。過去にもこういった変化のタイミングでアイナメが口を使ってくれた経験もあり、「口を使うなら今じゃないか?」と思い集中力を高めて今一度気を引き締めてリグをトレースしていると「ゴン!」とバイトしてきたもののフッキングに至らず。

再度同じコースをトレースすると似たような「ゴン!」というファーストバイト。しかし、乗る気配がなかったため、よりスピードを落としてロッドアクションでズル引きしていると、ティップが思いっきり入ったためフッキング!

ドラグワークでいなしつつ上がってきたのは40cmクラスのメスのアフタースポーンのアイナメでした!

荒天の日本海でロックフィッシュゲーム【北海道】湾奥エリアで40cmアイナメをキャッチ40cm級メスのアイナメをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)

悪天候の中、諦めずにキープキャストして本当に良かったと思えた1尾。価値ある釣果に感謝してストップフィッシング。新しいロッドにも入魂できて収穫のある釣行になりました。

天候悪化の際は早めの撤収を

以前も記事で同様のことを伝えたことがありますが、北海道の冬は天候悪化しやすく、さらには吹雪や雪道で道中の運転も非常に危険を伴います。

今回はできると判断して粘りましたが、冬の釣りで天候悪化した際は中止することもしばしあります。自然には勝てません。釣行する際はあくまでも安全第一で行いましょう。

これから冬にかけては天候の影響もあり、釣行頻度も下がりますが、できる範囲の中で北海道のロックフィッシュゲームの魅力をお伝えできたらと思います。

荒天の日本海でロックフィッシュゲーム【北海道】湾奥エリアで40cmアイナメをキャッチ悪天候時は気をつけよう(提供:TSURINEWSライター・久末大二郎)