保田堅心 写真:Getty Images

 大分トリニータ所属のU19日本代表MF保田堅心には、FW小川航基、MF佐野航大、FW塩貝健人擁するオランダ1部NECナイメヘンへ移籍の可能性が報じられているが、以前にもオランダ方面からの関心があったという。

 同選手は高校2年生時の2021年8月に行われた天皇杯4回戦(対ザスパ群馬)で大分トップチームデビューを飾ったほか、2022シーズンには高校生ながらもJ2リーグで8試合に出場。2022年7月に2023シーズンからのトップチーム昇格を勝ち取ると、プロ1年目から主力選手として活躍。2024シーズンはJ2リーグ31試合の出場で4ゴールをマークした。

 2023年にU20日本代表の一員としてAFC U20アジアカップに参戦するなど、年代別代表にも招集されている保田。報道によると、ナイメヘンを含む欧州の複数クラブが獲得調査を行っており、2025年1月の海外移籍が既定路線だという。

 ただオランダメディア『huiskamerscout』のジャーナリストは、11月10日で保田の海外移籍を予想。2024シーズン終了後に欧州移籍の可能性がある日本人選手として、パリ五輪U23日本代表DF高井幸大(川崎フロンターレ)ら10名を挙げているが、大分所属ミッドフィルダーについてこう私見を述べている。

 「この19歳の守備的MFは今季大躍進を遂げ、徐々にスカウトの注目を集めている。佐野航大のように、J1を飛び越えてヨーロッパに移籍することも可能だ」

 なお保田の移籍先候補とされているナイメヘンは、日本人選手の獲得に注力。オランダ紙『De Gelderlander』は9月28日、同クラブの今後の補強戦略について、以下のように綴っている。

 「ナイメヘンは小川、佐野、塩貝につづく日本人選手を獲得したいと考えている。ナイメヘン対フェイエノールトでは、サッカー好きの日本人が試合観戦していた。ナイメヘンは日本市場を様々な形で利用したいと考えている。勇気のない者は、何も成し遂げられない」