2024年も残すところあと1カ月余り。今年もSNS上ではさまざまな言葉が飛び交い、新たな流行語が誕生した。総合ネットセキュリティ企業のイー・ガーディアンが、X(旧Twitter)上で頻繁に使用されたフレーズを調査し、「SNS流行語大賞 2024」のノミネートワードを発表。さっそく見ていこう。
2024年のSNS流行語傾向は、ネットミームが増加
2024年のノミネートワードには、ネットミーム化した言葉が増加している印象を受ける。『猫ミーム』『おい、笑える』『たぬきエピソード』などは、SNS上でよく見かけたネットミームだ。これらの言葉は、ユーザー間で共有され、さまざまな場面で使用されることで流行語となっていった。
また、人気コンテンツ由来のフレーズは昨年に引き続き多くノミネート。例えば、『もうこないからねー(たまごっち)』『滅却師完聖体(BLEACH)』『ポケダンス(ポケットモンスター)』などが挙げられる。ファンの間で共有され、SNS上で広く使用されていた。
ドラマなどのエンタメ、スポーツ関連からも多くノミネート
今年は特に、ドラマや映画から生まれた流行語が目立つ。ドラマ「地面師たち」の『最もフィジカルで…』というセリフや、映画「温泉シャーク」の『サメの罠だ』というフレーズがSNS上で話題に。作品の人気とともにSNS上で拡散され、日常会話にも取り入れられるほどだった。
また、2024年はオリンピック開催や大谷選手の活躍など、スポーツ界の話題も多かった年だったため、スポーツ関連のワードも多くノミネートされている。『地獄ヒート』『無課金おじさん』『デコピン』などの言葉は、スポーツファンだけでなく、一般のSNSユーザーにも広く使用されるようになった。
イー・ガーディアンのSNS分析担当者によると、2024年で6回目となるSNS流行語大賞だが、近年は”誰もが知っているような流行語”が少なくなる傾向にあるという。X、TikTok、YouTubeなど、さまざまな媒体から流行語が生まれていることは例年通りだが、ドラマ、映画、アニメなど、人気コンテンツからの流行語が増加しているという。
SNS流行語大賞は、その年のインターネット文化や社会の動向を反映する重要な指標となっており、マーケティングや広告戦略を立てる上でも貴重な情報源となるだろう。企業や組織は、これらの流行語を適切に活用することで、より効果的なSNSコミュニケーションを図っていきたい。
11月下旬には、ノミネートワードの中から2024年のSNS流行語大賞が発表される予定だ。さらに、ゲーム・アニメ・食べ物などカテゴリ別のランキングも発表されるとのことで、より詳細な流行の傾向が明らかになる。あなたはどのノミネートワードが大賞だと思うだろうか?結果を楽しみに待ちたい。
※サムネイル画像(Image:Mehaniq / Shutterstock.com)
文・ オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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