エゼキエウ 写真:Getty Images

 ブラジル人MFエゼキエウは、契約満了によりサンフレッチェ広島を2024シーズン限りで退団。母国復帰の可能性が報じられているほか、RB大宮アルディージャなど複数クラブによる争奪戦が繰り広げられているという。

 ブラジルメディア『Trivela』は12月21日、独自に入手した情報として「フォルタレーザ、セアラー、ゴイアス、コリチーバ、それに大宮アルディージャがエゼキエウの獲得に興味」とリポート。選手サイドの動きについて「フォルタレーザとの交渉が進行中」とした上で、「本人はコパ・リベルタドーレス(南米選手権)出場を望んでいる」とフォルタレーザ移籍に前向きであることもあわせて伝えた。

 現在26歳のエゼキエウは、2020年から5シーズンにわたり広島でプレーしていたが、同メディアは日本におけるブラジル人ミッドフィルダーの実績や周囲の環境について、以下のように綴っている。

 「コロナ禍では孤独との戦いだった。ブラジルメディア『O Globo』のインタビューで、彼は怪我や元監督(現東京ヴェルディ指揮官の城福浩)との意見の食い違いにも耐えなければならず、うつ状態だった。妻と子供が来日したことにより回復し、2023シーズンはチーム内トップのアシスト数をマークした」

 J1通算67試合の出場で7ゴールを挙げたエゼキエウ。クラブの公式発表前に、エージェント会社「Pro Manager Sports & Mkt」が公式インスタグラムアカウントを通じて退団を発表したことで話題を呼んだが、Jリーグ他クラブでプレーすることはあるのだろうか。