ニクラス・エリアソン 写真:Getty Images

 浦和レッズには柏レイソル所属MFマテウス・サヴィオ、ベルギー1部KVコルトレイク所属MF金子拓郎の獲得にくわえて、クロアチア1部ディナモ・ザグレブへ期限付き移籍中であるDF荻原拓也が復帰する見込み。FWニクラス・エリアソンの獲得にむけてギリシャ1部AEKアテネと交渉している可能性も報じられているが、このスウェーデン代表アタッカーに新たな動きがあるという。

 同選手の去就を巡っては、スウェーデン紙『Sportbladet』が12月12日に「彼はシーズン途中でAEKアテネを退団する見込み」と報道。スウェーデン1部マルメFFとのクラブ間交渉や、日本やカタール国内のクラブによる獲得調査もあわせて伝えていた。

 するとギリシャメディア『ガゼッタ』は16日に「浦和がエリアソン獲得へAEKアテネと交渉。450万ユーロ(約7億2700万円)のオファーを提示も、アテネはこれを拒否」とリポート。一方、同国メディア『SDNA』は、AEKアテネの要求額を「700万ユーロ(約11億3100万円)から1000万ユーロ(約16億1600万円)」と伝えている。

 FW興梠慎三の現役引退、FWブライアン・リンセンの退団により、前線の補強が必至であるだけに、ファン・サポーターからはエリアソン獲得を望む声が湧き起こっているが、ギリシャメディア『Sport Dog』は17日に「マルメFFとブラジル1部昇格のサントスがオファー」とリポート。いずれも450万ユーロを提示も、AEKアテネは依然としてより高額の移籍金を支払うよう求めているとのこと。ただ記事では、浦和移籍の可能性について触れられていない。

 現在29歳のエリアソンは、身長178cmで左利きのサイドアタッカー。母国スウェーデンやイングランドでのプレー経験を持つほか、2020年10月からおよそ2年にわたりニーム・オリンピックで元日本代表DF植田直通(現鹿島アントラーズ)のチームメイトだった。