ブラジル人DFドウグラス・グローリは12月18日、契約満了によりアビスパ福岡を2024シーズン限りで退団することが正式決定。Jリーグでのプレー続行を望む声が挙がるなか、他クラブの幹部が同選手の去就に関心を寄せている。
ブラジルメディア『Di Regional』は21日、ドウグラスの古巣であるシャペコエンセの幹部によるコメントを紹介。これによると、シャペコエンセのフットボール部門エグゼクティブ・ディレクターが同選手再獲得の可能性についてこう述べたという。
「ドウグラスとまた一緒に仕事したいね。彼のプロ意識は桁外れだし、シャペコエンセで成功した過去がある。報道を通じてだが、彼が福岡を退団して帰国することを知った。ただ今の我々の計画は、ディフェンダーを獲得することではない。(ディフェンダーを)6人も抱えているからね」
「もちろん、ドウグラス獲得というアイデアは非常にクールだ。かつてこのクラブで支持を得ていたし、日本でも成功を収めている。だが現時点で彼とは交渉していない」
現在35歳のドウグラスは、下部組織時代も含めて2011年までシャペコエンセでプレー。その後はグレミオ、クルゼイロなどブラジル国内の複数クラブやポルトガル2部マリティモを経て、2020年に福岡へ。来日1年目にJ2リーグ28試合の出場でJ1昇格に貢献すると、2021シーズン以降はJ1通算108試合の出場で3ゴールをマーク。ファン・サポーターの間で絶大な人気を誇っていただけに、同選手の今後が気になるところだ。