ホピ族に伝わる予言通り、もうすぐ今の世界はいったん終わりを迎えるのだろうか。その時期に重要な役割を担うのが地球外生命体とのハイブリッドである“スターチルドレン”であるという――。

■地上に残されたスターチルドレンが地球を救う

 ネイティブアメリカンのホピ族やナバホ族、ズニ族などの多くの部族には、大昔にやって来た地球外生命体の言い伝えがある。

 彼らのうちの幾人かは一族の女性と関係を持ち“ハイブリッド”の子供たちを誕生させているという。彼らとの間に生まれた子供はスターチルドレン(星の子供たち)と呼ばれている。

 誕生後、子供たちは部族の中でほかの子たちと一緒に育てられるが、スターチルドレンが6歳になると実の“父親”がやって来て連れて帰るのが常である。しかし、まれに6歳になっても迎えが来ないスターチルドレンがいるという。

 このスターチルドレンは意図的に残された子供のようで、その子には地球を癒す能力や知識があるとされていて、若いうちから部族のリーダー格の高い地位があてがわれることになる。

 地球のバランスが崩れて混乱し そして腐敗している世の中を修復できるのはこのスターチルドレンだけなのだとホピ族は説明している。

『Ancient Aliens of the Americas(アメリカ大陸の古代エイリアン)』の著者、ローガン・ホークス氏は次のように述べている。

「一部のスターチルドレンは部族に溶け込むために残される。彼らの多くは後年、きわめて若くても長老になる。それは彼らが地球を癒す能力や知識を持っていると信じられているからだ」(ホークス氏)

 ホピ族の伝承によれば現在の人類は地球上の4番目の文明であり、前の3つの文明はすべて悪行の末に“グレートスピリット”の怒りに触れて滅ぼされたという。

 そしてこの4番目の文明の終了を告げるのが「ブルースターカチーナ」の降臨である。

【ホピ族の予言】終末の世界を修復する“地球外生命体とのハイブリッド”「スターチルドレン」たち
(画像=イメージ画像 Created with DALL·E、『TOCANA』より 引用)

 カチーナとは主にホピ族が信仰する、超自然的な精霊のような存在で、ブルースターは「天空の住居」の意味であり、ブルースターカチーナはすなわち“天上の聖霊”ということになる。つまりかつて古代の地球を訪れた地球外生命体である。

 ある日、スターチルドレンはブルースターカチーナの降臨が近いことを人々に知らせ、その重大イベントに対するに準備を呼びかける。ブルースターカチーナの降臨によって4番目の文明が終わり、その後、戦争、破壊、浄化の期間を経て、第5番目の文明が始まり、生存者は最終的に母なる自然と平和に調和して暮らすことになるということだ。

 ホピ族の長老、バーノン・マサヤスバ氏によれば、悟りを得るためには、人間がすべての生き物、宇宙、そして宇宙とつながっているという事実を理解しなければならないのだが、今日の冷笑的で物質主義的な世界は、そのような考えをナイーブまたは愚かであると嘲笑しているという。

 しかし「物質主義的な道は突然終わる」とマサヤスバ氏は指摘し「精神主義的な道はずっと続く」と説く。

 物質主義的な4番目の文明がブルースターカチーナの降臨と共に突然終わりを迎え、その後に5番目のスピリチュアルな文明がはじまるということなのだろうか。まずはブルースターカチーナがいつやって来るのか、スターチルドレンの言葉に耳を傾けなければならないようだ。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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