死は誰もが一度は恐れるものだ。しかし、驚くべき高いIQ(190〜210)を持つクリス・ランガン氏は、「死は終わりではない」という興味深い考えを持っている。アインシュタインをも超える知能を持つ彼が考える「死」とは一体どういうものなのだろうか。

宇宙と死についての新しい理論

 ランガン氏は「宇宙認知理論モデル(CTMU)」という理論を提唱している。この理論によると、私たちの宇宙はある種のコンピューターのようなもので、現実世界は自己設定・自己処理を行う「言語」のような仕組みだという。つまり、死とは単なる終わりではなく、このコンピューターシステムの中で別の次元に移動するようなものだと考えられているのだ。

 映画『マトリックス』のような世界観で例えると、私たちは今、ある「プログラム」の中で生きているようなものだ。死は、そのプログラムが終了し、別のプログラムに移るような感覚であるという。