ブルガリア1部PFCスパルタク・ヴァルナは12月20日、ブルガリア代表FWアフメド・アフメドフがJ1昇格組の清水エスパルへ移籍することが決まったと公式発表。清水は2024シーズンまでセレッソ大阪でプレーしていたMFカピシャーバにつづく新戦力獲得が決まった。
現在29歳の同選手は、身長184cmで左利きのストライカー。ブルガリア国内の複数クラブを渡り歩く中、2023年7月からヴァルナでプレー。加入1年目の2023/24シーズンに2部リーグで21ゴール7アシストと無双すると、2024/25シーズンもここまで1部リーグ戦全19試合スタメン出場で16ゴールと、リーグ得点ランキングでトップに。2024年9月にはブルガリア代表デビューを飾っている。
そんなアフメドフの去就を巡って、ブルガリアメディア『Dスポーツ』は19日に「ポーランド、ハンガリー、ルーマニア、トルコ国内クラブからオファーが届いた。しかし、彼は日本でのプレーを望んでいる」「清水移籍で合意に達したとみられ、数日以内に正式決定する可能性がある」と報道。『Sportal』は移籍金が25万ユーロ(約4000万円)だと伝えていた。
するとヴァルナは20日、クラブ公式facebookアカウントを通じて「アフメドフの清水エスパルスへの移籍は事実」と声明を発表。「日本で最もサッカーがしやすい地域のひとつである静岡県で、アフメドに最高の幸運が訪れることを祈っている」と、ブルガリア屈指の点取り屋にエールを送った。
2021年、CSKAソフィアからアゼルバイジャン1部ネフチ・バクーへの期限付き移籍し、MF本田圭佑(現在無所属)とともにプレーしていたアフメドフ。FWピエロス・ソティリウ(サンフレッチェ広島退団)やFWウェルトン(ガンバ大阪)など、ブルガリア国内でプレーしていた選手が日本で結果を残しているだけに、同選手の活躍も期待される。