Panya7/iStock

チャット式のAIと会話すると面白い。

まるでそこに何かの人格があるかのように、AIは親身になって相談に乗ってくれる。しかも、無駄のない要点を押さえた文章で、読みやすい。

AIのいいところは、情報が公平性を担保していて、情報に偏りがないところだ。しかも、画面の先に誰かがいるかのように、丁寧な文章で受け答えしてくれる。

Google検索との大きな違いは、Googleは情報を収集し、網羅的にサイトを紹介するだけで、何が最も適切か?ということには答えてはくれない。しかも、Google検索の前にスポンサーの広告が先に提示されることによって、商取引目的を第一義にしている。また、検索された中身の情報の取捨選択やその情報の是非は、ユーザーの判断に委ねられている。

Google検索の場合、ユーザーがどのような情報を選択し、何を選んだか?が、Googleアカウントを持っていれば、個別のデータとして蓄積され、次回以後のGoogle検索に影響を与えることになるが、AIとのやり取りは、その可能性が排除されている。

少なくとも見かけ上はそう見える。