奈良教育大学附属小学校における教育課程の実施等の事案に係る報告書(PDF)(魚拓)
1月17日、奈良教育大学が記者会見をし、大学HP上で報告書を掲載しました。
奈良県教育委員会・奈良教育大学長・奈良国立大学機構・が問題視し、文部科学省にも報告が行っていた事案であることが分かります。産経新聞によれば、「文科省は全国の国立大付属校に対し、運営状況の点検を求める方針」とのことでした。*1
末冨氏の見立てが完全否定されたと言えます。
ただ、「各教科の不足している時間について、その分はどんな内容の教育に充てられたのか?」については全く触れておらず、「キレイに」まとめたなという印象です。
次に、本件の原因については「職員会議が事実上の最高意思決定機関となっており、校長のガバナンスが機能していなかった」事が報告されていますが、なぜそういう状況に陥ってしまったのか?主導的な役割を果たした人物は居なかったのか?について書かれていないのも気になります。
本件は報道各所もその辺りに触れていないのが気になります。
なお、SNSでは「奈良」という土地の特殊性や、匿名コメントから「平和学習」などが行われていたことの指摘があります。
以上
編集部より:この記事は、Nathan(ねーさん)氏のブログ「事実を整える」 2024年1月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「事実を整える」をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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