教育の基本は、一言で言えば「致良知…良知を致す」ということです。人間生まれながらに持っている明徳(…良知すなわち善悪の判断を誤らない正しい知恵)を明らかにし、人間の進むべき正しい道を学ぶといった教育を施さない限り、我々の社会は益々酷くなって行くのではないかと危惧しています。4年程前にも当ブログで指摘したことですが、令和の大改革に挙げられるべき筆頭は道徳教育ではないか、という気がしてなりません。場合によっては今一度戦前のような師範学校を作り、日本における道徳教育の教師を養成しなければならないと考えます。
最後に、自分の子供がいじめに関わっているケースの根本につき述べておきます。親としての大問題は、如何なる形で子供がいじめられている・いじめているかが分かっていることです。概して親の関心が向かう先は専ら学校の成績だけですが、そんなことよりも親としてもっと関心を持つべき事柄があります。子供が今どういう状況にあるのか、ある程度把握できるような親子関係を維持すべく、努力を続けることが大事だと思います。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2023年12月25日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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