黒坂岳央です。
20代までの若い頃は誰しも勢いや行動力がある。だが、40代を超えて気付いたことは、30代後半以降になると口先であれこれダメ出しをする評論家はたくさんいるが、実際に挑戦する、行動する人はほとんどいなくなってしまうという現実である。「今からではもう遅い」と言い出す人がずいぶん増えた感覚がある。
自分自身、ビジネスについての感覚は昔からずっと変わらない。何歳になろうと挑戦したいことは必要最低限勉強をして、即日にでも始めればよいと考えているし実際にそうしている。幸いにまだまだ意欲や行動力は衰えを感じない。意識することで行動力の維持に役に立ちそうなコツを3つシェアしたい。
人生の残り時間を意識する人間は誰しも、先の終りが見えないとダラダラしてしまうものである。
1泊2日の旅行なら、滞在中の限られた時間を最大限楽しもうと時間をムダにする人はほとんどいないが、仮に10泊11日となれば後半戦は中だるみして観光地を周る散策を面倒に感じて、ホテルから出ずにダラダラしてしまう瞬間が出てしまうものである。
人生は長い長い旅行みたいなものであり、代わり映えしない日常に身を置くとあたかも人生は永遠に若いままで、いつまでも続くような錯覚に陥る。だが、実際はそんなことはない。20代後半から時間の流れは加速し、うかうかしていると今しかできないことはあっという間に過ぎ去ってしまう。
人生の残り時間は限られていて、今この瞬間にできることはすぐしないと先送りすれば気力や体力の衰えでもはや二度と手を付けなくなるとやや極端に考えることで、立ち止まってなどいられないとわかるのではないだろうか。