1. 清潔感を意識する

    すべての人に平等に訪れる生理現象として、年齢を重ねるとどうやっても外見は衰える。油断すると白髪交じりのヒゲになり、お腹がみっともなくでっぷりし、顔はシミ・シワ・たるみが増えていく。

    そこで意識したいのは、最低限の身だしなみを整えることだ。服装は生乾きのものや、見るからに安っぽいものをやめる。口臭や体臭を意識してケアをする。ヒゲは剃って体型も気をつける。バッグや時計、スマホは使い古してボロボロのものではなく、なるべく小綺麗にする。

    まるで芸能人のような水準など目指す必要はない。ほとんどの人は年相応に年を取る。あくまで、近くにいて不快になるレベルを脱する程度でいい。

  2. 昔話、アドバイスをしない

    大いに学べる知見や斬新な切り口に溢れ、尚且つ聞き手が強烈な関心を持っているという特殊な場合を除き、基本的に年上の昔話やアドバイスほど無益なものはない。聞く側の心身的疲労を増大させ、時間という貴重な資源を浪費させる結果が待っていることがほとんどである。需要はほぼゼロであるにも関わらず、供給サイドは常に過多になりがちであり、その結果として悲劇的にアンバランスな需給マッチングが世の中のあちこちで起きている。

    それ故に「年下には昔話とアドバイスはしない。相手が聞いてほしいと思う話を黙って聞く」を基本セオリーと心がけるくらいでよいだろう。自分は対面時、年齢に関わらずそうしている。自分が話さず、相手の話を聞くことがほとんどである。

    オジサンという属性はただでさえ、若者から敬遠されがちだ。だからこそ、不快感、警戒感を与えないための最低限の配慮はしたほうが良く、それが難しいなら若い人と自分からは関わらない覚悟を持つべきだろう。向こうからすれば、よほど強者としてのシグナリングを有する相手でなければ、自分から積極的に関わるメリットは論理的に皆無である。であるが故に、オジサン側が創意工夫をするというのが一定の合理性を持つのではないだろうか。

     

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