本は汚く書き込みながら読むべし

読書をしながら本に直接書き込むと、頭に残りやすくなります。読んでいる本に直接、「自分のコメント」を書き残してしまうのです。本を読んでいる最中にすぐに書き込むことで、あなたがそのときに感じたことやインスピレーション、考え、アイデアなどを残すことができます。記憶が新鮮なうちに書き込んでおけば、忘れることはありません。

図書館から借りた本に書き込んではいけませんが、自分で買った本であれば、そのとき感じた感覚や感情はすぐに消えてしまうので、しっかりと記録しておくことをおすすめします。読みながら「手書き」で記録することで、「必要な情報」だけが蓄積されていきます。

付箋(ポストイット類)は使わずに、気になる箇所や書き込んだ場所はページの隅を折って分かるようにしてください。付箋は目印として貼っておいても剥がれてしまうことがあります。剥がれてしまうと、気になった場所が分からなくなってしまいます。

あなたが、心を豊かにする一冊に出会えることをお祈りしています。

尾藤 克之(コラムニスト・著述家)

2年振りに22冊目の本を出版しました。

「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

【関連記事】
「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
大人の発達障害検査をしに行った時の話
反原発国はオーストリアに続け?
SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
強迫的に縁起をかついではいませんか?