国際NGO「国境なき記者団」は、2024年の報道の自由度ランキングを発表しました。その結果、日本は180カ国・地域の中で70位にランクされ、G7諸国の中で最下位となりました。

このNGOは、日本のジャーナリストが伝統的な観念や経済的利益、政治的圧力、男女の不平等によって阻害されていると指摘し、記者クラブ制度がメディアの自主規制や外国人ジャーナリストへの差別を促進していると批判しています。

記者クラブは、公的機関や業界団体などの各組織の取材を目的として大手メディアが中心となり構成されている任意組織にもかかわらず、記者クラブに入れないと政府の会見に参加できないなど極端な閉鎖性が批判されています。

報道の自由とは誰のための自由のことなのか? Razvan/iStock