消費税なくすと景気がよくなるって気軽にいいますよね

特に共産やれいわなどの左翼政党の皆さんが「消費税無くす」と気軽に言うわけですが、消費税収は23.5兆円です。

本当にざっくりですが、いまの社会保障は

このように日本の支出の大半を占めています。

内容ですが

こんな感じになっていまして、保険料が77.5兆円です。消費税がなくなると保険料はだいたい100兆円となり25%アップになるので、現役の皆さんはいま給料から30%(会社が15% 個人が15%)を引かれているわけですので、これが40%引かれる感じになりますね。

たとえば年収400万円の場合、年に60万円くらい給料から引かれているのでこれが75万円になります。ちなみに消費税はだいたい18万円くらいですから消費税がなくなってもトントンです(が、実はそうなりません 後述)

同時に会社側も15万円アップされるので儲かってる会社はいいですが、日本の企業のうち65.3%は赤字ですので多額の保険料の増加は負担できず、倒産したり、給料を切り下げたり、業務委託に切り換えるところが出てきます。かなり労働条件は悪化するはずです。

「社会保険料上げなくても国債発行すれば良いんダガー」というバカが一定数いますが、日本の国債発行残高は世界で突出しています。

国債は利子を払わないといけません。いまの円安はアメリカとの金利差の影響が大きいのですが、いまの国債残高で利息をアメリカ並にはできません。まず利息の支払いがとんでもない事になる。

日本の金利を2%にすると日銀が債務超過になって信用を失います。アメリカは5%なのでこの膨大な国債残高がボディブローのように効いている状態でのさらなる国債発行は、問題を先送りして寿命を縮めるだけです。

さすがの共産党も国債発行しろとはいわず、「富裕層や企業に重税を掛ける」と言ってますが、毎年25兆円も富裕層と企業に払わせるのは無理で、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計されてますが、この重税では15年で富裕層は0になりますので www みんな海外に移住します。