セレッソ大阪 FWレオ・セアラ 写真:Getty Images

 J1セレッソ大阪のエースストライカーFWレオ・セアラ。鹿島アントラーズへの移籍が取り沙汰される中、母国ブラジルのクラブ、ECヴィトーリアと基本合意に達したことが、12月18日に同クラブの情報に特化した『Arena Rubro-Negra』で報じられた。

 同メディアによればC大阪からの放出にあたり、移籍金が重要な争点となっている模様だ。セアラとC大阪との間には2025年までの契約が残っており、移籍となれば当然違約金が発生する。この金額は約300万ドル(約4億7,211万円)とされており、ヴィトーリア側は現在この違約金を引き下げるための交渉を進めていると同クラブのファビオ・モタ会長が明らかにしたようだ。

 また、モタ会長はポッドキャスト『ArenaCast』の中で、セアラが古巣ヴィトーリアへの復帰を強く希望しており、選手本人および代理人との間では完全に合意が成立していると語った。現在の課題はC大阪側との違約金に関する調整であり、交渉の行方が鍵を握るとしている。

 セアラはヴィトーリアでプロキャリアをスタートし、これまでJ1の横浜F・マリノス(2021-2022)を含む複数のクラブでプレーを続けてきた。特に日本での4シーズンで63ゴールを挙げ、その得点力は各クラブから高く評価されている。

 ヴィトーリアへの復帰が実現するか、C大阪が引き止めるのか、はたまた噂通り鹿島なのか、その動向が注目されている。