今夏に日本代表DF伊藤洋輝やフランス代表MFミカエル・オリーズ、ポルトガル代表MFジョアン・パリーニャを獲得したバイエルン(ドイツ1部)は、覇権奪還を目指す今季のブンデスリーガでは首位に位置している。
そのバイエルンだが、今夏にパリ五輪にも出場していたU-23フランス代表MFデジレ・ドゥエの獲得に動いたものの、パリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)との争奪戦に敗北。その後、クラブ内部では明確なプランが作られたという。
ドイツ『スカイ・スポーツ』で記者を務めるフロリアン・プレッテンベルク氏によれば、バイエルンは来夏にバイエル・レバークーゼンでプレーするドイツ代表MFフロリアン・ビルツを補強する方針だったようだ。ただ、昨季のブンデスリーガMVPであるドイツ代表MFはレバークーゼンと2028年夏まで契約延長する見込みで、来夏の移籍は消滅したとみられている。
そのプランBとしてバイエルンはPSGからライプツィヒ(ドイツ1部)にレンタル移籍中のオランダ代表MFシャビ・シモンズの獲得を検討しているとのこと。スポーツディレクターを務めるマックス・エーベル氏がシモンズを高く評価しているため、依然として獲得候補に含まれているようだ。
バルセロナ(スペイン1部)の下部組織であるラ・マシアで育ったシモンズは、2019年夏にPSGに移籍すると、2023年夏にライプツィヒへレンタルで加入。卓越したボールコントロールと高いキック精度を武器にレンタル期間が延長となった今季は負傷離脱がありながらも、ここまでリーグ戦7試合で2ゴール1アシストを記録している。