かつて名古屋グランパスでプレーしていた元ブラジル代表FWジョーは2023年12月に現役復帰したことで話題を呼んでいたが、2024年12月19日に再逮捕されたという。
2023年12月にアマゾナスFCへ加入したジョーは、2024年5月6日開催のブラジル2部リーグ第3節ポンチ・プレッタ戦の試合前に逮捕。チームメイトとともにホテルからバスでスタジアムへ向かっていたが、途中でバスから降ろされ、養育費未払いの疑いで地元警察に連行されたが、翌日までに支払いを終えて釈放されている。
その後、ジョーはアマゾナスFCで出場機会を減らすと、8月末にイタビリトへ移籍。現在は2025シーズン開幕に備えて同クラブの全体トレーニングに参加している。しかしブラジルメディア『グローボ』によると、同選手は養育費未払いにより、12月18日に練習場で再び警察に連行。ただ、2度目も逮捕当日に養育費を支払ったことにより、翌日釈放されたという。
マンチェスター・シティ、エバートン在籍歴、2014年のブラジルW杯出場と、実績十分なジョー。名古屋では2018年からプレーしていたが、2020年4月に無断で帰国した上、名古屋と契約中にもかかわらず、ブラジル1部コリンチャンスと契約を結んでいた。この二重契約問題を巡っては、国際サッカー連盟(FIFA)やスポーツ仲裁裁判所での裁判を経て、名古屋が勝訴。コリンチャンスとジョーに対して、賠償金260万ドル(約3億5000万円)の支払いを命じられている。
ピッチ外で様々なトラブルを抱えているジョー。二重契約問題で名古屋サポーターから批判を浴びた同選手は、今もなおブラジル国内で注目の的になっているようだ。