アフリカで相次ぐ謎の病気:「疾病X」への懸念

 一方、コンゴ民主共和国は、発熱、頭痛、咳、鼻水、体の痛みを引き起こす別の未知の病気に苦しんでおり、次の疾病Xになる可能性があるという懸念が高まっている。疾病Xとは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックのような世界的危機を引き起こすのに十分なほど有害である可能性のある、仮説上の未知の病原体である。

 10月下旬以降、クワンゴ州のパンジ保健区域で、約400件の謎の病気の症例が報告されており、主に5歳以下の子供が罹患している。症状には、発熱、咳、鼻水、頭痛、体の痛みなどがある。世界保健機関(WHO)はこれまでに少なくとも71人の死亡を登録しており、深刻な栄養失調がこの危機を悪化させているという。

 アフリカで発生した謎の奇病。その正体と影響は未だ不明だが、我々は新たな感染症の脅威に常に備えておく必要がある。今後の動向に注目し最新情報に注意を払っていきたい。

文=深森慎太郎

提供元・TOCANA

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