音質にこだわる余地が大きい
前述の通り、一部のサービスを除き、サブスクサービスの楽曲の音質は「高音質」とは言えません。
一例としてSpotifyの音質は以下の通り。
・無料プラン 最高160 kbit/秒
・有料会員(Spotify プレミアム)最高320 kbit/秒
なおSpotifyはネットワークの接続品質によって、音質が引き下げられた状態で再生されることも多いです。つまり常に「160kbit/秒」や「320kbit/秒」で再生できるわけではありません。Spotifyは音楽ファイルの形式として「AAC」を採用しています。AACはMP3と並んで「不可逆圧縮音源」の代表格です。
不可逆圧縮音源は、人間の聴覚に基づいて「聞き取りにくい」と判断される部分を捨てることで、ファイルサイズを縮小した音源のこと。非圧縮音源とは異なり、縮小したファイルを復元しても圧縮前のデータに音質が戻ることはありません。
一方でCDから自らリッピングする場合、WAVなどの形式によってロスレス(CD音源)相当の音質での再生が可能となります。
さらに音質にこだわる場合は「ウォークマン」での再生もおすすめ
余談ですが、さらに「音質」にこだわるならばMP3プレーヤーに「ウォークマン」を選ぶのもおすすめです。DSEE HX機能を搭載したウォークマンをMP3プレーヤーとして使うことで、圧縮音源をアップスケーリングし、より高音質で再生することも可能です。総じてサブスクリプションサービスで楽曲を再生するよりも、音質にこだわる余地が大きいです。
スマホのストレージを圧迫しない
先ほど、MP3プレーヤーは「音質にこだわる余地が大きい」と書きました。しかし、音質にこだわるほど一曲一曲の音声ファイルのサイズは大きくなりがちです。そのため「スマホにMP3ファイルを転送して、再生する」場合、スマホのストレージを楽曲が大きく圧迫します。
その点、MP3プレーヤーを別に所有することで、スマホのストレージを圧迫することなく音楽を楽しめます。またスマホの通知などに煩わされることなく、音楽を楽しめるのもメリットでしょう。
※サムネイル画像は(Image:「Amazon」公式サイトより引用)
文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ
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