2023年夏にマンチェスター・シティからチェルシーへ移籍したイングランド代表MFコール・パーマーは、プレミアリーグでゴール関与の合計50を達成した試合数において、元フランス代表でアーセナルのレジェンドであるFWティエリ・アンリ(2014年引退)、元アルゼンチン代表でマンチェスター・シティのストライカーであったFWセルヒオ・アグエロ(2021年引退)といったリーグの伝説的プレーヤーたちを上回る記録を打ち立て話題となっている。

シティ時代、パーマーは19試合のリーグ出場でゴール0アシスト1という成績に終わり、そのほとんどが短い途中出場だったこともあり、チェルシーが彼の獲得に4000万ポンド(約77億6,251万円)を費やした際には疑問の声も多かった。しかし、チェルシーでの最初の48試合でゴール33アシスト17という圧倒的な成績を残し、その補強は大成功であったことが証明された。また、パーマーがPKの場面で見せる冷静沈着さも、この驚異的な数字を支えている要因だ。

モハメド・サラー 写真:Getty Images

3位:モハメド・サラー(リバプール)46試合目

“エジプトのキング”であるリバプール所属エジプト代表FWモハメド・サラーは、クラブで8シーズン目(2017-2024)を迎えた今もなお驚異的な活躍を続けている。ただし、彼がリバプールに移籍した2017/18シーズンの成績を超えるシーズンはなかった。少なくとも数字がそれを証明している。

当時のリーグ記録となる36試合に出場して32ゴール10アシストを記録したサラーは、その翌2018/19シーズンのわずか10試目合で、リバプールにおけるリーグ通算50ゴール関与(39ゴール11アシスト)という節目に到達。2013/14と2014/15シーズンに在籍していたチェルシー(2015年途中にフィオレンティーナにレンタル)では結果を残せていなかったことから、前出のパーマーとは逆のパターンともいわれている。


アンディ・コール 写真:Getty Images

2位:アンディ・コール(ニューカッスル・ユナイテッド)43試合目