併設されていたジムも新しく、最新の設備でしたが、残念ながら筋トレの設備としては今一つでした。
例えば、足上げ腹筋に使用するベンチは、カチッとしたハードなタイプではなく、柔らかくソフトな感じで、トレーニングには使いにくいと思いました。
また、ダンベルも重さが4種類しかなく、持ちにくい形になっていて、いつもと同じトレーニングができないものでした。しかも、重さが何キロが表示されていないので、どれを使ったら良いのか迷ってしまいます。
トレーニング用具は全てデザイン的にはスタイリッシュで優れたものでしたが、普段自宅などで定期的にトレーニングをしている人にとっては、私と同じように物足りなく感じるはずです。
外国人では、当たり前の旅行先でのジムの利用が、おそらくこれから日本人にも当たり前になっていくはずです。
そんな時に、普段からトレーニングを習慣にしている旅行者から選ばれるジムを作ることがこれからのホテル経営には必須です。
ジムに必要なのは、おしゃれでスタイリッシュなデザインではなく、使いやすくいつもの同じ環境で利用できる装備です。
ホテルのジムにどのような装備を導入するかは、デザイン面よりも機能面を重視し、トレーニングマシンを扱っている専門の会社のアドバイスを取り入れた方が良いと思います。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年3月27日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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