勉強、人間関係やビジネスも痛みが成長させる
勉強、人間関係やビジネスに主語を置き換えても同じことが言える。
勉強について言えば、読むテキスト、解く問題のすべてが分かる簡単なものだけでは力はつかない。脳に汗をかく応用問題で悩み、苦悩し、それを突破した時に大きく成長することができる。
人間関係も同様で、最初は適切な距離感で接することができていたのに、いつしか相手に甘えて依存的になってしまい、とうとう相手が立ち去っていく痛みを経験した時に、初めて相手との上手な距離感を学んだりするものだ。
優秀なビジネスマンほど、人並み以上に壁を超えた回数は多いのは間違いない。すぐに答えや解決策を他人に求めて助けてもらってばかりの人は、いざ一人で突破しなければいけない時に手も足も出なくなる。
筆者は会社員時代に何度もホテルに泊まり込みでトラブルや鉄火場を突破したことがあったが、今振り返ると「早く終わってくれ」と苦しみながら頑張っていたタイミングが一番スキルアップしたという感覚がある。
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毎日、何の苦痛も困難もなくずっとやってきたルーチンからは真の成長はない。そうなると次第に「変化したくない」と感じるコンフォートゾーンが形成され、いよいよどうにもならなくなったタイミングで手も足も出なくなる。世の中や社会は変化している。自分自身も変化しなければ置いていかれる。代わり映えのない快適なルーチンより、多少の負荷をかけ続ける痛みで成長を目指すことを意識したい。
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