このほかに、政府へのロビー活動を支援する企業「Gotham Government Relations」の「外交議長」だったことも判明したほか、10月に受けたポッドキャスト番組のインタビューで、1993年から2003年まで国務省イスラエル・パレスチナ問題局で副局長を務めたと名乗るなど、パレスチナ問題のエキスパートだったことも明らかになった。

セルドウィッツ氏は、フードカートの男性に複数回にわたる嫌がらせをしていた。

日中に撮影された別のビデオでは「この男はハマスを信じているという看板を設置するつもりだ」と述べ、「営業許可は持っているのか。でもビザは持ってないだろう」と憶測を並べ立てた。カートの男性がアメリカ市民だと告げると、「どうやってなったんだ」「でも君はテロリストだ。テロリストを支援している」と問い詰め、さらに「パレスチナ人の子供を4,000人殺したとしても、わかるか、それだけでは十分ではなかった」と驚くべき発言を繰り返した。

この投稿を受け、先述のGotham Government Relationsは「セルドウィッツ氏は何年間もわれわれの業務に貢献しておらず、すでにすべての関係を終了している」と声明を発表。「彼の行いは卑劣で人種差別、われわれが採用する尊厳の基準を下回っている」と非難した。