日本大学の混乱が収まらない。アメフト部を廃部すると決めたと報道があったが、その決定を継続審議としたそうだ。一部の部員が起こした大麻問題のために、残りの人たちが犠牲になるのは望ましくはないと考えていたが、裁判で「副学長がもみ消してくれるかと思った」と証言したことを聞いて、根底から腐っていると感じた。
20歳を超えた若者が、やっていいこと、悪いことの判別がつかないだけでなく、悪いことをしても大学がもみ消してくると考えるような教育をしているような大学に、大学と呼ぶ価値はない。報道されるアメフト部監督の言動が真実ならば、この人も同罪だ。アメフト選手として優秀であれば、社会的規範を守る意識が欠けていても、それを許す人は教育者ではない。
楽天イーグルスの選手のパワハラも、人間としての教育をちゃんと受けていたのかと疑問を抱かざるを得ない。たとえ何かに秀でていても、まずは、人間性を鍛えることが教育の場では優先されるはずだ。警官が詐欺事件の受け子をやっていた事件も報道されていた。このような異常を日常的に耳にすることに慣れてきてはいるが、この事態は国として危機的な状況なのだ。