5月27日をめどに、呉座勇一さんとの新刊『教養としての文明論』が書店に並びます。Amazonでも予約の受付が始まりました!
タイトルの通り、ずばりコンセプトは「文明論の復権」。
中世史家と、(元)近現代史家の2人による対談形式で、以下の5冊の「文明史の名著」を読み解きながら、現代世界の課題を考えています。
第1章 梅棹忠夫『文明の生態史観』
「ヨーロッパ vs ユーラシア」は宿命なのか
第2章 宮崎市定『東洋的近世』
GAFAの資本主義は世界を「中国化」する
第3章 井筒俊彦『イスラーム文化』
「滅びない信仰」の源泉は天皇制も同じ?
第4章 高坂正堯『文明が衰亡するとき』
冷戦期から「トランプ」を予見したリアリズム
第5章 丸谷才一『忠臣蔵とは何か』
事前に「革命」の芽を摘むJエンタメの起源
目次より
なぜ、近日はむしろ「悪口」のようになってしまっている、文明論というジャンルに再度取り組むのか? 私なりの問題意識を述べた箇所を、本文からチラ見せしますと次のとおり。
ぶっちゃけ、「専門家」に思考を丸投げして信じていればいい時代が終わったいま、必読の1冊だという自信を持っております(これホント)。