しかし、現実には、身なりのきちんとしていない患者さんには、医者は質問の機会を与えないという研究結果も存在します。平たく言えば、「私の言う通りにして、おとなしく治療を受けていればいいんだ」という態度を取ってしまいがちなわけです。
まれに、「病院は病人が行く場所だから、汚くてよれよれの方がつらそうに見られて、優しく診察してもらえる」という人がいますが、これは間違った情報だと思われます。
さらに、その医師は、「夜中の救急にもかかわらず、ばっちり化粧がしてあって、ブランドバッグを持ってきている人は要注意」とも述べていました。
「緊急事態なのに着飾るのは不可解。本当に痛むのだろうか?まったく別のなにか言いづらい事情があるのではないか」と疑うべきだと言うのです。
一般人には分かりにくい医者の行動。しかし、これらの行動は医者の単なる怠慢ではありません。真剣に病気やけがを治そうとする結果、やむを得ずしてしまう行動もあります。
私たちが正しい情報を知る努力も必要だと思われます。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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