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政府「不測時における食料安全保障に関する検討会」のとりまとめが発表された。

もし食料不足になったら? 対策の報告書まとまる 農水省

その内容は、不測の事態によって食料が不足するときに、政府が食料の配給をしたり、価格を統制したり、コメやサツマイモなどの高カロリーの作物への生産の転換を促す、といった内容だ。

確かにこれ自体は必要なことだが、「不測の事態」の認識がどうもおかしい。

「とりまとめ」を読むと、不測の事態のトップになっているのが「気候変動による食料生産への影響」である。

たしかに旱魃(かんばつ)で作物に被害が出ることはある。だが旱魃が「人為的な気候変動のせい」で起きたと証明されたことなど無い。