シニアビジネスと法人営業の分野

 携帯ショップの持つ資産・ノウハウ等を活用によって成長が見込めるビジネス・事業というのは、どのようなものが考えられるのか。

「ここは正直なところ、あまり余地は大きくはないと考えます。ベインキャピタルとしてはあくまで残存者利益狙いが最重要テーマでしょう。ただティーガイアの資産やノウハウを用いた新規領域としては、シニアビジネスと法人営業の分野で可能性がないとはいえません。ティーガイア自体は新事業として女性の健康や生活に関する課題を解決するフェムテックの新店舗を開店しています。ベインキャピタル自体もドラッグストアチェーンや保険代理店の運営に力を持っています。健康や金融商品など高齢者向けのビジネスでの相乗効果は、一定レベルで試行錯誤されるのではないでしょうか。

 また、法人分野では中小から零細企業にかけてIoTやDX、セキュリティなどの需要は一定数あります。これらのソリューションとなる製品サービスの販売代理店として、一定の売上を確保できる可能性はないとはいえないでしょう」

(文=Business Journal編集部、協力=鈴木貴博/百年コンサルティング代表取締役)

提供元・Business Journal

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