セレッソ大阪所属のブラジル人FWレオ・セアラには、鹿島アントラーズ移籍の可能性が報じられているが、ブラジル国内では依然として同国1部ECヴィトーリア復帰論が盛んだ。
ヴィトーリアのファビオ・モタ会長は12月16日に『B news』で放送のサッカー番組で、レオ・セアラへの関心を明言。ブラジルメディア『Canal do Dinâmico』は17日に「ヴィトーリアはレオ・セアラと年俸面で合意に達した。ただ、1800万レアル(約4億5000万円)の契約解除金についてセレッソ大阪と交渉中である」と伝えた。
一方、日本国内では鹿島との交渉が最終段階に入ったと報じられているほか、レオ・セアラ本人は18日21時時点で同クラブの公式インスタグラムアカウントやジーコ氏をフォロー。横浜F・マリノスから鹿島へ完全移籍したDF小池龍太にインスタグラムでメッセージを送ったことから、C大阪から鹿島への移籍が確実視されている。
しかしブラジルメディア『グローボ』は18日、モタ会長の話として「レオ・セアラ本人はC大阪との契約を2年残しているが、ヴィトーリア復帰を望んでいる」と報道。C大阪にはおよそ4億5000万円という契約解除金の引き下げを求めているという。
ただ、C大阪とヴィトーリアによる交渉は難航している模様。日本国内の報道内容を踏まえると、クラブ間合意に近い鹿島がヴィトーリアとの争奪戦を制する可能性は高いと考えられる。それだけに、鹿島がC大阪に支払う移籍金額も気になるところだ。