貴重なビスポーク体験の提供と同時に市場からのフィードバックも

ロールス・ロイスは先ごろ韓国にプライベート・オフィス・ソウルを開設した。これは、グッドウッドのホーム・オブ・ロールス・ロイス、そしてドバイ、上海、ニューヨークの既存拠点に加わる、5番目の「クリエイティブなスペース」となる。

国際的なプライベート・オフィスのネットワークにより、ロールス・ロイスは世界中の顧客と一層緊密な関係を築くことを図ってきた。ユーザーのビスポーク・カーへの欲求はますます高まっており、プライベート・オフィスは、そうしたユーザーのビジョンを具現化するための完璧なプラットフォームを提供し、従来のディーラーでの体験を補完するものだという。

アジア太平洋地域は同社の急成長市場のひとつとされているが、プライベート・オフィス・ソウルの開設はこうした需要の高まりに応えるものであり、「唯一無二の価値創造」に重点を置くという、ロールス・ロイスの基本理念を支えるものであるとのこと。この新拠点により、同地域の顧客と一層緊密な関係を築く機会を得て、逆に同社のデザイン・チームはこの市場のトレンドや嗜好に関するフィードバックを得ていくものだとしている。

「ロールス・ロイス」ソウルにプライベート・オフィスを開設!急成長するアジア太平洋地域市場の拠点に
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

プライベート・オフィス・ソウルは活気溢れるチャムシル(蚕室)地区の中心に位置し、アポイント制を採っている。ローカルの文化からインスピレーションを得た要素が取り入れられているというスタジオは、ビスポーク・デザイナー、クライアント・エクスペリエンス・マネージャーとの緊密なコラボレーションを図るため、最適な環境を提供するという。同オフィスのエキスパートたちは、会話やリサーチを通じて顧客の要望、願望、理想を引き出し、その嗜好や個性を反映した1台を作り上げる。

「ロールス・ロイス」ソウルにプライベート・オフィスを開設!急成長するアジア太平洋地域市場の拠点に
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

また、そうしたビスポーク作業に加え、ロールス・ロイスならではのプライベート・コレクションへのアクセスも提供され、それらが顧客にインスピレーションを与えるようにデザインされているとのこと。ロールス・ロイス・モーター・カーズ最高経営責任者、クリス・ブラウンリッジ氏は以下のように述べている。

「ソウルに常設のプライベート・オフィスをオープンしたことは、ロールス・ロイス・モーター・カーズにとって韓国での重要な節目となります。意欲的で特別なビスポーク・コミッションに対する大きな需要を受けて、プライベート・オフィス・ソウルは、アジア太平洋地域の大切なお客様にロールス・ロイスのデザイナーと直接連携する機会を提供し、お客様の体験を向上させるとともに、ディーラー・パートナー各社を補完しサポートしてまいります。

グッドウッドとこの重要な地域のお客様の距離をより近いものとする、この新たなクリエイティブ拠点にお客様をお迎えすることを楽しみにしています。プライベート・オフィスのお客様には、完璧を追求する共同作業の中で、私たちと共に特別な旅に出発していただくことになります。私たちは、お客様の夢とアイデアを具現化し、個性あふれるパーソナルなロールス・ロイス・モーター・カーをつくり上げていきます」

「ロールス・ロイス」ソウルにプライベート・オフィスを開設!急成長するアジア太平洋地域市場の拠点に
(画像=『CARSMEET WEB』より 引用)

文・LE VOLANT web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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