ラヒーム・スターリング 写真:Getty Images

 プレミアリーグのチェルシーから1年間のレンタル移籍で2024年夏にアーセナルに加わったFWラヒーム・スターリングは、アーセナルでもベンチを温める苦しい日々を過ごしている。しかし、1月の移籍市場でチームを離れるつもりはないようだ。

 スターリングは、プレミアリーグでは16節まで6試合のみに出場。10月のサウサンプトン戦(3-1)とボーンマス戦(0-2)で先発したが、その後は主にベンチを温め続けている。一方でカラバオ・カップでは2試合に先発し、9月のボルトン・ワンダラーズ戦では5-1の勝利に貢献するゴールを挙げた。カップ戦では、再びチャンスを得る可能性が高い。

 ミケル・アルテタ監督はスターリングについて「彼はロッカールームで良い影響を与えているし、試合に出たいという強い意欲を持っている」と先週発言している。その上で、「彼が先発から外れることがあっても、戦力として見なしていないわけではない」と説明し、スターリングを構想内の選手だと強調した。

 スターリング自身も現状を理解し、レンタル期間を途中で打ち切るつもりはないとされる。複数の報道によれば、彼はチーム内での役割を勝ち取るために努力を続ける姿勢を崩しておらず、アルテタ監督との対話を通じて現状を受け入れているようだ。

 アーセナルは今2024/25シーズン、複数のタイトルを争っているため、スターリングにとってもここから巻き返しを図るチャンスはまだ十分に残されているだろう。