アウディがA3スポーツバック/セダンのマイナーチェンジモデルを日本で発売。より進歩的なデザイン、大幅に拡充した標準装備、直噴ターボエンジンとマイルドハイブリッドシステムにより高効率化を実現したパワートレインなどを採用して、より魅力的なプレミアムコンパクトカーにアップグレード。導入記念モデルとして3タイプの限定車「1stエディション」も設定
アウディ ジャパンは2024年12月12日、プレミアムコンパクトカーのA3スポーツバック/セダンのマイナーチェンジモデルを発表し、合わせて導入記念モデルの「1stエディション」を設定して、同日より発売した。

車種展開は以下の通り。
■スポーツバック
A3スポーツバック30TFSI アドバンスト:399万円
A3スポーツバック30TFSI Sライン:427万円
A3スポーツバック アドバンスト 1stエディション:499万円(販売台数280台)
A3スポーツバック Sライン 1stエディション:545万円(販売台数70台)
■セダン
A3セダン30TFSI アドバンスト:418万円
A3セダン30TFSI Sライン:446万円
A3セダン Sライン 1stエディション:569万円(販売台数200台)

今回の改良は、より進歩的なデザイン、大幅に拡充した標準装備、直噴ターボエンジンとマイルドハイブリッドシステムにより高効率化を実現したパワートレインなどを採用して、より魅力的なプレミアムコンパクトカーにアップグレードしたことが特徴である。
まずエクステリアは、ダイナミックでプログレッシブ、さらにエモーショナルなルックスに進化したことがトピックだ。新しいデザインのフレームレス六角形シングルフレームは、よりフラットでワイドな形状に刷新。このグリルは新造形のLEDヘッドライトや左右の大型サイドインテークをつなぐ印象的なフロントスポイラー、同様の特徴をもつリアディフューザーとともに、A3のワイド&ローな印象を際立たせ、かつスポーティなキャラクターを強調する。また、足もとにはアドバンストが8J×17アルミホイール 5Vスポークデザイン+225/45R17タイヤを、Sラインが8J×18アルミホイール 5ツインスポーク グラファイトグレーポリッシュト+225/40R18タイヤを装着。ボディカラーはアドバンストにアルコナホワイト/グレイシアホワイトメタリック/マンハッタングレーメタリック/ミトスブラックメタリック/プログレッシブレッドメタリック/ナバーラブルーメタリック/ディストリクトグリーンメタリックを、Sラインにアルコナホワイト/グレイシアホワイトメタリック/ミトスブラックメタリック/パイソンイエローメタリック/プログレッシブレッドメタリック/ナバーラブルーメタリック/ディストリクトグリーンメタリック/デイトナグレーパールエフェクトを設定した。




外装の機能装備として、マルチメディアインターフェイス(MMI)を介して最大4種類の異なるデジタルデイタイムランニングライトシグネチャーが選択できる新システムを採用したことも注目点だ。デジタルデイタイムランニングライトは、LEDおよびマトリクスLEDヘッドライトのハウジング上端に3列に設置した24個のピクセルエレメントを使用して作成。ワイドかつシャープなライトグラフィックとともに、フロントマスクのスポーティなキャラクターをいっそう高めている。

インテリアについては、従来以上にシャープで、かつ洗練されたデザインに仕立てたうえで、先進のデジタル体験を実現したことが訴求点。標準装備化したバーチャルコックピットは、メーターパネルに加えて10.25インチの高解像度液晶ディスプレイを設置し、必要な情報をより見やすく表示。また、インフォテインメントとして10.1インチのタッチスクリーンを備えたMMIナビゲーションシステムを配備する。ほかにも、Sトロニックのセレクターやセンターコンソール、エアベント、室内のドアハンドル、ファブリックの装飾インレイ、インテリアライトなど数多くのアップデートを実施。さらに、アンビエントライティングやフロントセンターアームレストも標準で装備した。グレードごとのアレンジにもこだわり、アドバンストはボルケーノグレーのデコラクティブパネルやパドルシフト付き3スポークレザーマルチファンクションステアリングホイール、デビュークロス表皮フロントスタンダードシートなどを、Sラインはダークアルミニウムスペクトラムのデコラクティブパネルやパドルシフト付き3スポークレザーマルチファンクションフラットボトムステアリングホイール、パルスクロス/アーティフィシャルレザー表皮S lineロゴ入りスポーツシートなどを標準で組み込んだ。






パワートレインに関しては、最新の“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴インタークーラー付ターボエンジン(最高出力116ps/5000~6000rpm、最大トルク220Nm/1500~3000rpm)に、ベルト駆動式オルタネータースターター(BAS)と48Vリチウムイオンバッテリーを組み合わせてマイルドハイブリッドシステムを構成。トランスミッションには7速Sトロニックを採用し、さらなる低燃費を実現するとともに、加速時にはモーターによるアシストを行うようチューニングして走行性能を高める。また、懸架機構はアドバンストにスタンダードサスペンションを、Sラインにスポーツサスペンションを配備した。


先進安全運転支援システムの面では、車載カメラやフロントのレーダーセンサー、そしてレーザースキャナーの情報をもとにシステムが前方の歩行者や先行車に衝突する恐れがあると判断すると警告を行い、必要に応じて衝突被害軽減ブレーキを作動させる最新のアウディプレセンスフロントを標準装備したほか、車両後方およびサイドをリアレーダーにより監視して安全性と快適性をさらに高めるサイドアシスト、エグジットワーニング、リアクロストラフィックアシストなどを標準で組み込んでいる。

限定モデルの1stエディションの概要に話を移そう。同エディションは、個性の異なる3タイプを設定して、新しいA3の個性をより際立たせたことがアピールポイントだ。3タイプ共通の装備としては、通常ではオプションのナビゲーションパッケージ(MMIナビゲーション/バーチャルコックピットプラス/スマートフォンインターフェース/アウディサウンドシステム)、マルチカラーアンビエントライティングにイルミネーテッドドアパネルを追加したアンビエントライティングプロ、コンビニエンス&アシスタンスパッケージ ライトを標準で採用する。


また、スポーツバック/セダン Sライン 1stエディションにはダークAudi rings&ブラックスタイリングパッケージやマトリクスLEDヘッドライト/ヘッドライトウォッシャー、S lineプラスパッケージ、コントラストルーフ ブリリアントブラック(セダン)、8J×18アルミホイール 5ツインスポーク ブラックメタリック(Audi Sport)+225/40R18タイヤ、ドアエントリーライト Sロゴ、Audi Sportレッドステッチを特別装備。ボディカラーはグレイシアホワイトメタリック/ミストブラックメタリック/ディストリクトグリーンメタリック/デイトナグレーパールエフェクトの4色から選択可能だ。




一方、スポーツバック アドバンスト 1stエディションにはブラウンのパーシャルレザーを配したラグジュアリーパッケージ(パーシャルレザー/アーティフィシャルレザー[ドアアームレスト]/マルチカラーアンビエントライティング/デコラティブパネル ダークアルミニウムスペクトラム)やマトリクスLEDヘッドライト/ヘッドライトウォッシャー、8J×17アルミホイール 5スポークWデザイン+225/45R17タイヤを特別装備。ボディカラーはグレイシアホワイトメタリック/ミストブラックメタリック/プログレッシブレッドメタリックの3色をラインアップしている。



提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ