以前は当たり前のようにやっていた年初の年賀状のやり取りは、最近かなり少なくなりました。
私も誠に勝手ながら、10年ほど前から年賀状でのご挨拶は失礼させていただいています。頂く年賀状も仕事関係で取引先から送られてくるものがほとんどです。
ここまでやり取りが少なくなっても、未だに律儀に年賀状を書いて送ってくれる方もいます。その心遣いが一層身にしみるようになることもあります。ただ、そのような気持ちになるのは、手書きで丁寧に作成したものの場合です。
手書きでもなく、両面プリントアウトしただけの無機質な年賀状は、むしろ逆効果だと感じることもあります。
今年の年初に届いた年賀状の一枚は、印刷された定型的な挨拶に、住所がプリントされただけのものでした。しかも、8年前まで住んでいた目黒から転送されてきました。
差出人を見ると、10年以上ご無沙汰している方です。年賀状の送付リストをアップデートすることもなく、機械的に作業しているのでは無いかと勘ぐってしまいました。
私のように年賀状を送ることすらしない者には、語る資格は無いのかもしれませんが、敢えて送る必要はないと思ってしまいます。