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米国ラムスセン社が実施したアンケート調査が面白い。

一言で結果を言えば、米国ではエリートはCO2の規制をしたがるが、庶民はそれに反発している、というものだ。

調査は①一般有権者(Voters)、②1%のエリート、③アイビーリーグ、の3つの区分で行われた。こういう区分の調査はたぶん史上初であり、そのおかげで面白い調査になっている。

ここで1%のエリートとは、大学院を卒業しており、年収15万ドル以上で、人口密度の高い都市部にすむ(人口1平方マイルあたり1万人以上)人々のことである。

そしてアイビーリーグとは、その1%のエリートのうち米国の名門大学であるアイビーリーグの卒業生である。エリート中のエリートという訳だ。

調査結果は多岐にわたるが、3つだけ紹介しよう。

1. 気候変動対策のために、ガソリン、肉、電気を厳格に配給にするべきか?

一般有権者は63%が反対。しかしなんと、エリートは77%が賛成、アイビーリーグに至っては89%が賛成!