大谷選手、能登震災、那須町殺人の3点セット
NHK「ニュース7」(夜7時定時)は毎晩、ほとんど見ています。11日は「能登半島震災、那須町の夫婦殺害事件、大谷選手の活躍」に加え、北朝鮮による日本人拉致問題を巡る国民集会が主なニュースでした。
最初の「3点セット」は、多くの視聴者は「またそのニュースか」と、うんざりしているでしょう。拉致事件も被害者家族の集会、陳情などがあると、進展があろうとなかろうと、欠かさず報道されます。
いずれも日本、日本人にとっては軽視できない問題であることは間違いありません。報道することに意味があります。問題は報道の姿勢、内容です。NHKはあまりにも安易にこれらを報道している。失望しています。「報道の自由」以前の問題です。
「国境なき記者団」が発表した「報道の自由の世界ランキング」(23年度)によると、調査対象180国中、日本は70位で主要7か国(G7)で最下位です。G20でも同じような傾向でしょう。
米国は偽情報(フェイクニュース)が溢れているとして55位です。中国は179位、北朝鮮は180位です。政治的、経済的、法的内容などを評点化し、各国のランキングをつける。厳密かつ正確に採点することは困難で、ランキングをあまり気にする必要はないにしても、日本の評価は低い。