ドイツの哲学者イマヌエル・カント(1724年-1804年)の言葉に、「人生の苦労を持ちこたえるには三つのものが役に立つ。希望・睡眠・笑い」とあるようです。此の三点の内、「希望」に関してはカントの言う通りではないかと思います。

全く希望が無かったら、そもそも苦労し甲斐が無いでしょう。また「笑い」に関しては「笑う門には福来る…笑いの絶えない人の家には、自然と幸福が訪れる」ですから、一種の希望に繋がっているのかもしれません。私自身、希望というのは人生の苦労を持ち堪える上で非常に大事だと思っています。

「睡眠」に関しては苦労を持ち堪えるか否かといった問題に直結するものではないでしょう。苦労なしでも睡眠なしには人間生きては行けません。脳を休めるということが人間誰しもが必要になります。従って、人生の苦労を持ち堪えるに役立つ一つとして挙げるのは如何なものかと思います。尤も、どんな苦労も健康を害してしまえば、持ち堪えるか否かの問題ではなくなります。我々は人生を良き方に向かわせるべく、健康維持に最大限努めなければなりません。