セルティックの元ストライカーでレジェンドのジョン・ハートソン氏(2007年引退)が、同クラブの日本代表FW古橋亨梧とFWアダム・イダについて語り、2人のプレースタイルや特性の違いをスポーツ番組『Off The Ball』のインタビューで分析した。
古橋は今2024/25シーズン21試合で8ゴール3アシストを記録し、その卓越した動きと得点力でセルティック攻撃陣の中心的存在となっている。一方、イダは22試合で8ゴール1アシストと似たような成績を残しているが、そのプレースタイルは異なる。
古橋は小柄ながら卓越した動きでディフェンスラインを崩し、オールドファームの試合や欧州の舞台でも結果を出してきた。ハートソン氏が「ワールドクラス」と評する古橋の動きは、イダが学ぶべきポイントとして挙げている。特に、古橋のボックス内でのポジショニングや瞬時の判断力は、イダの成長に大いに役立つだろうと語っている。
一方で、イダはフィジカル面での強さを持ち、ボールキープやチームを前進させる能力で貢献している。直近の成績や900万ポンド(約17億4,656万円)の移籍金を考慮すれば、セルティックにとって有益な選手だと評価されている。
古橋とイダという異なる特性を持つ2人のストライカーを抱えているセルティック。この競争がチームの選択肢を広げる一方で、現在アイルランドリーグのシャムロック・ローヴァーズに所属しているFWジョニー・ケニーがセルティックに復帰する場合には、さらに競争が加速する可能性もあるだろう。
古橋の「ワールドクラス」の動きと、イダのフィジカルの強さ、という2つの武器をどう活かすかがセルティックの成績を左右するといえそうだ。