アコム・アイフル・プロミスを比較
(画像=MONEY TIMES編集部)

アコム、アイフル、プロミスの3社を比較したとき、総合的に判断すればプロミスがおすすめといえる。融資時間が最も早く、最高金利が最も低いためだ。ただし状況により、また重視すべきポイントにより、適切なカードローンは異なる。

例えば審査に不安がある人にはアコムが、100万円以上の借り入れを検討する人にはアイフルが適している。

それぞれおすすめなのは次に当てはまる人だ。

大手消費者金融別のおすすめの人
  • アコム…審査が不安な人、初めてカードローンを利用する人
  • アイフル…高額な資金を低金利で借りたい人
  • プロミス…早く借りたい人または18歳・19歳の人

アコムは、3社のなかで最も審査の通過率が高い(2023年4月~2024年3月の平均値が42.15%※月次データより)。勤続年数や雇用形態、職業など安定した収入を得ていると判断されづらい属性を持つ人に適している。

アイフルには複数のカードローン商品があり、そのなかでも借入限度額が100万円スタートのファーストプレミアム・カードローンは、年3.0%~9.5%と低金利である。ただし、法律上、年収が300万円を超えていないとこの商品は契約できない。

プロミスは、融資までの時間が最短3分と非常に短い。また、3社のなかで唯一、20歳未満(18歳、19歳)でも申し込みできるカードローンだ。

目次

  1. アコム・アイフル・プロミス3社比較表
    1. 融資時間はプロミスが最速最短3分
    2. 金利はプロミスが最低水準、100万円以上借りるならアイフルが低金利
    3. 審査通過率はアコムが最も高い
    4. 申し込み条件が最もゆるいのはプロミス
    5. 在籍確認は3社いずれも電話連絡なし
    6. 顧客数と新規申込件数はアコムが多い
    7. 提携ATM数が多いのはアコム、自社ATMが多いのはプロミス
    8. 無利息期間はプロミスなら無駄にならず最大限活用できる
    9. 女性向けサービスが充実しているのはアイフル
    10. 限度額はアコム・アイフルが800万、プロミスは500万
    11. 3社全てアプリ完結、着せ替えできるのはアイフルだけ
  2. アコムは審査通過率が高く、顧客数が多い
  3. アイフルは年収300万以上や100万円以上の借り入れを検討する人におすすめ
  4. プロミスは業界最速3分融資、18歳、19歳の学生でも借りられる
  5. アコム・アイフル・プロミスの違いに関するよくあるQ&A

アコム・アイフル・プロミス3社比較表

アコム・アイフル・プロミスを比較
(画像=MONEY TIMES編集部)

アコム、アイフル、プロミスを比較すると、融資時間、金利、審査通過率、限度額などの細かな点で違いがあります。

全体的なスペックは類似しているため、「CMでよく見かけるから」や「ブランドイメージが良いから」といった好みで選んでも、大きな問題はないといえる。

しかし「とにかく早く借りたい」「少しでも金利を抑えたい」「審査の通過しやすさを重視したい」など、具体的なこだわりがある場合は、各社の細かな違いを確認することが重要だ。自分が最も重視するポイントを比較することで、より適したカードローンを選択できるだろう。

アコム・アイフル・プロミスの比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
融資時間
最短20分(※1)

最短18分

最短3分
金利
年3.0%~18.0%

・年3.0%~18.0%
・ファーストプレミアム・
カードローン:年3.0%~9.5%
(※2)

年4.5%~17.8%
審査通過率
42.15%

35.9%

37.925%
申し込み条件
・満20歳~
・本人が安定した収入を有する
(年金のみは不可)

・満23歳~59歳
・本人が安定した収入を有する
(年金のみは不可)

・満18歳~74歳
(高校生は不可)
・本人が安定した収入を有する
(年金のみは不可)
在籍確認
原則なし

原則なし

原則なし
顧客数
182万5,000人
※2024年6月データ

124万3,597人
※2024年3月データ

161万1000人
※2024年3月データ
新規申込件数
153万2,078件

94万4,597件

93万9,337件
提携ATM数
14行

10行

12行
自社ATM数
587件

738件

822件
無利息期間
初回契約日の
翌日から最大30日間

初回契約日の
翌日から最大30日間

初回借り入れの
翌日から30日間
女性向け
サービス
特になし 女性専用ローンあり 女性専用ダイヤルあり
借入限度額
最高800万円

最高800万円

最高500万円
アプリ
申し込みも借り入れ・
返済も可

申し込みも借り入れ・
返済も可

申し込みも借り入れ・
返済も可
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成
※審査通過率はいずれも2023年4月~2024年3月の平均値
※新規申込件数はいずれも2023年4月~2024年3月の合計値
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 表内に記載したアイフルの金利および申し込み条件は、ファーストプレミアム・カードローンの利用時に適用。一般的なカードローン商品は、年3.0%~18.0%、満20歳~69歳で本人が安定した収入を有する(年金のみは不可)なら申し込み可能

審査が不安な人や、人気のカードローンを使いたい人は、アコムを選ぶとよい。アコムは、審査通過率と利用者数の面で他社よりも優れているためだ。

アイフルのファーストプレミアム・カードローンは100万円以上の借り入れを検討しており、できるだけ利息を安く済ませたいときの選択肢となる。アイフルは複数のカードローン商品を用意しているが、なかでもファーストプレミアム・カードローンは低金利で借りられる。

プロミスは、幅広い利用者のニーズに応える充実したサービスを提供している。融資までの時間や利用可能な年齢範囲、設置ATMの数、無利息期間といったさまざまな点で他社と差別化を図っており、使い勝手に優れている。総合的な評価が最も高いため、迷った場合はプロミスを選ぶのが安心だ。

融資時間はプロミスが最速最短3分

プロミスは、申し込みから融資までにかかる時間が3社のなかで一番早いです。急いで借り入れたい場合には、プロミスを選ぶといいでしょう。

融資時間の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
融資時間 最短20分(※1) 最短18分 最短3分
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

ただし、融資までの時間は、どこの企業も「あくまで最短である」ことを注記している。

最短20分融資も可能です!※
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
出典:アコム

最短18分融資 ※1
※1申込時間や審査状況によりご希望にそえない場合があります。

アイフルでは土日祝関わらず、毎日9:00~21:00まで審査を実施。申込後のご連絡は原則Eメールで行うため、電話に出られない状況でも問題ありません。
※年末年始など、一部対応外となるケースがあります。
出典:アイフル

最短3分でお借入可能!
お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
出典:プロミス

例えば、深夜帯に申し込みをした場合や、申し込みが混み合っている場合などは、融資までに時間がかかるおそれがある。
たけなわアヤコさん

消費者金融への申し込みは、「どうしても、すぐに借りないとまずい」といった状況に陥る前に済ませておきましょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

ただし、アコムとアイフルは借り入れを始めるタイミングで契約を締結しなかった場合、無利息期間が無駄になる可能性があるので注意しよう。

金利はプロミスが最低水準、100万円以上借りるならアイフルが低金利

アコム、アイフル、プロミスを比較すると、最高金利が最も低いのはプロミスです。プロミスの最高金利は17.8%で、他の2社よりも0.2%低く設定されています。

例えば、30万円を借りて1年間で返済する場合、プロミスを利用すると他社に比べて利息が約300円安くなる。

30万円を借りて1年間で返済する場合の利息額を比較
プロミス:29,701円
アコム、アイフル:30,044円

※参考:プロミス

アコムアイフルプロミスの3社について、10万円の借り入れ程度であれば、利息額はそこまで変わらない。とはいえ繰り返し利用するのであれば、少しでも安く借りられるプロミスを選ぶといい。

10万円を借りたときの利息比較
返済回数
(月々の返済額)
アコム(18.0%) アイフル(9.5%) プロミス(17.8%)
24回
(約5,000円)
1万9,808円 1万184円 1万9,568円
12回
(約9,000円)
1万4円 5,216円 9,896円
6回
(約1万7,000円)
5,312円 2,786円 5,252円
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
金融広報中央委員会「知るぽると」のシミュレーションを参照して筆者作成、2024年10月24日現在
※簡易計算のため、実際の利息は表内の金額と異なる場合がある

ただし金利の面で優れている消費者金融は、個々の状況によって異なる。例えば年収が300万円を超え、100万円以上の借り入れを希望する方にはアイフルの「ファーストプレミアム・カードローン」を検討する価値がある。このカードローンは、借入金額が100万円以上の場合、金利が3.0%〜9.5%と、ほか2社のおよそ2分の1の低金利が設定されるためだ。

アイフルのファーストプレミアム・カードローンとは
借入限度額が100万円~800万円(※あくまで限度額のため、実際に借り入れる額は1,000円から可能)である代わりに、金利が3.0%~9.5%と低い。

金利の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
金利 年3.0%~18.0% ・ファーストプレミアム・
カードローン:年3.0%~9.5%
・キャッシングローン:年3.0%~18.0%
・SuLaLi:年18.0%
年4.5%~17.8%
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

ただし、貸金業法の総量規制上、個人の借り入れは年収の3分の1までに限られる。限度額100万円の契約を結ぶには、最低でも300万円の年収が必要なのだ。

年収が300万円に満たない人・100万円以上借り入れる予定がない人にはアイフルよりプロミスが、年収条件を満たしていても勤続年数や雇用形態などから審査が不安という人にはアコムが適しているでしょう。
たけなわアヤコさん

カードローン会社の金利を比較するときは、「最高金利」に着目しましょう。これは、金利が借入限度額に比例しやすい性質があるうえ、初回から最高限度額で契約(最低金利が適用)が成立することはほとんどないためです。
カードローンは無担保で提供されるため、貸付を行う金融機関は貸し倒れリスクを慎重に管理する必要があります。そのため、初めて利用する場合は、申込者の返済能力に対して十分な余裕を持たせた限度額を設定するのが通常の対応です。利用状況を慎重に確認したうえで、問題がないと判断された場合に限り限度額を増額する流れが一般的となっています。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

審査通過率はアコムが最も高い

審査通過率を比較すると、アコムは40%を超えており、プロミスやアイフルより高いです。SMBCモビットやレイクも含めた大手消費者金融の中でも、アコムは成約率が高い傾向にあります。

審査通過率が高いからといって、「基準が易しい」とは限らない。しかし、成約率の高さは顧客獲得に積極的であることの表れともいえます。そのため、審査に不安がある場合は、まずアコムを検討してみると良い

審査通過率の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
審査通過率 42.15% 35.9% 37.925%
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成
※いずれも2023年4月~2024年3月の平均値

各社の月間審査通過率(2024年)
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
1月 39.4% 37.2% 23.5%
2月 40.6% 36.1% 23.9%
3月 39.5% 36.0% 22.7%
4月 41.3% 34.9% 35.7%
5月 42.0% 36.7% 36.0%
6月 41.7% 37.0% 36.2%
7月 37.8% 33.3% 34.7%
8月 37.6% 34.1% 35.5%
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

たけなわアヤコさん

審査通過率は、いずれの消費者金融も月によって変動します。しかし、アコムは安定して審査通過率が高い傾向があります。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

申し込み条件が最もゆるいのはプロミス

プロミスは、大手消費者金融の中で唯一、20歳未満でも申し込みが可能です。一方、アイフルやアコムは、20歳以上でなければ申し込むことができません。

18歳や19歳で今すぐお金が必要な人はプロミスを選ぼう。

申し込み条件の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
申し込み条件 ・満20歳~
・本人が安定した収入を有する
(年金のみは不可)
・本人が安定した収入を有する
(年金のみは不可)
※対象年齢は商品によって以下の通り
・ファーストプレミアム・
カードローン:満23歳~59歳
・キャッシングローン:満20歳~69歳
・SuLaLi:満20歳~
・満18歳~74歳(高校生は不可)
・本人が安定した収入を有する
(年金のみは不可)
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

アコム、アイフル、プロミスの申込条件を詳しく比較することで、それぞれの審査難易度を推測する手がかりになる。例えばアコムの対象年齢は、満20歳という下限のみの記載だ。上限を定めているカードローンに比べると、高齢であっても返済能力次第では契約できる可能性が高い。

アイフルの対象年齢は、商品によって異なる。金利が低いファーストプレミアム・カードローンは、23歳~59歳と一般的なカードローンよりも厳しいので注意が必要だ。

たけなわアヤコさん

カードローンは一般的に、法律上の定めにより無職や資産がないなどで安定収入がない方は申し込みが不可となっています。カードローンを利用したい場合、アルバイトやパートでも構わないのでまずは仕事に就く必要があります。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

在籍確認は3社いずれも電話連絡なし

アコム、アイフル、プロミスの3社全て、勤務先への電話による在籍確認を原則として実施しません。そのため、いずれの会社でも同僚や上司にカードローンの利用が知られる可能性は非常に低いといえます。

在籍確認の有無の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
在籍確認 原則なし 原則なし 原則なし
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムの在籍確認は、書面や申告内容で行う。もし、電話での在籍確認が必要になる場合でも、申込者の同意を得てから行われるため安心だ。

※原則、電話での在籍確認はせずに書面やご申告内容での確認を実施します。もし実施が必要となる場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはありませんので、ご安心ください。
出典:アコム

アイフルの在籍確認も同様、自宅や勤務先への電話は原則行わない。実際に利用者のほぼ100%が、勤務先への電話連絡がなかったことがわかっている。同社は「在籍確認を実施する際には、事前に申込者の同意を得る」と公表している。

お申込みの際に自宅・勤務先へのご連絡は行っておりません。
在籍確認が必要な場合でも、お客様の同意をいただかない限り実施いたしません。
実際、99.7%のお客様には、 電話での在籍確認を実施しておりません※。

アコム・アイフル・プロミスを比較


※調査期間: 2023年4月1日~5月31日 調査対象: WEBもしくは無人店舗でお申込み後、ご契約いただいたお客様
出典:アイフル

プロミスも、前の2社同様、電話による在籍確認は原則的には行わない。利用者の98%が在籍確認は実施されなかった。在籍確認が必要な場合、申込者に事前に確認を取る。

プロミスでは、実際に98%のお客さまには電話での在籍確認を実施しておりません。

アコム・アイフル・プロミスを比較


審査の状況によりお電話する場合でも、お客さまの同意を得ずに実施することはございませんので、ご安心ください。
出典:プロミス

審査状況によっては、勤務先への電話による在籍確認が必要になることはある。しかし、3社とも、「在籍確認を実施する際には、申込者に対して事前に同意を得る」とのことだ。

顧客数と新規申込件数はアコムが多い

アコムは、顧客数と新規申込件数が3社のなかでもっとも多いです。「初めてのアコム」といわれるように、カードローンを初めて利用する人向けのサービスが充実しています。

人気度や知名度でカードローンを選びたいのなら、アコムがいいだろう。下表のとおりアコムはアイフルやプロミスより、顧客数が2~6万件、新規申込件数が60万件近く多くなっている。

顧客数と新規申込件数の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
顧客数 182万5,000人
※2024年6月データ
124万3,597人
※2024年3月データ
161万1000人
※2024年3月データ
新規申込件数 153万2,078件 94万4,597件 93万9,337件
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
※アコム(顧客数新規申込件数)、アイフル(顧客数新規申込件数)、プロミス(顧客数新規申込件数)のウェブサイトを参照して筆者作成
※新規申込件数は、いずれも2023年4月~2024年3月の合計値

各社の月間新規申込件数(2024年)
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
1月 7万8,804件(25.8%) 5万1,962件(-36.9%) 8万1,377件(23.5%)
2月 8万6,543件(21.6%) 6万418件(-32.9%) 8万6,103件(23.9%)
3月 10万4,318件(8.7%) 8万1,872件(-26.9%) 10万4,323件(22.7%)
4月 9万1,897件(5.9%) 8万6,179件(-14.4%) 9万3,561件(25.9%)
5月 9万5,448件(6.5%) 9万424件(-16.8%) 10万1,019件(23.8%)
6月 6万8,714件(-15.0%) 7万324件(-7.7%) 7万5,812件(9.6%)
7月 7万3,558件(-2.5%) 7万3,377件(-3.4%) 8万366件(20.5%)
8月 8万6,554件(-1.7%) 7万8,990件(-7.8%) 8万3,125件(20.5%)
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成
※()内は前年度比

たけなわアヤコさん

2024年の新規申込件数では、プロミスが好調で、前年度を上回る申込数を記録しています。アコム、アイフル、プロミス、3社いずれも、5万件から10万件に達する申し込みが発生しており、大手消費者金融の人気の高さがうかがえます。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

提携ATM数が多いのはアコム、自社ATMが多いのはプロミス

セブンやローソンなど、提携ATMの数はアコムが最も多いです。自社ATMが多いのはプロミスです。また、プロミスは三井住友銀行ATMなら、いつでも手数料無料で使えます。

ATMから借り入れを検討している方にとって、プロミスは手数料無料で利用できるためお得だ。

なお、手数料は3社とも自社ATMに関しては無料、提携ATMは取引額が1万円未満のときは110円、1万を超えると220円である。

ATM数の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
提携ATM数 14行 10行 12行
自社ATM数 587件 738件 822件
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
※アコム(提携自社)、アイフル(提携自社)、プロミス(提携自社)のウェブサイトを参照して筆者作成

各社の提携ATMは、次の通りだ。セブン銀行やローソン銀行など、全国的に設置数が多いものは3社とも提携している。地方銀行ATMは消費者金融によって提携先が異なるので、気になる人は事前に確認しよう。

提携ATM一覧
アコム アイフル プロミス
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM
E-net
三菱UFJ銀行
イオン銀行
北海道銀行
北陸銀行
八十二銀行 ※借り入れのみ対応
三十三銀行
広島銀行
西日本シティ銀行
福岡銀行
十八親和銀行
熊本銀行
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM
E-net
三菱UFJ銀行
イオン銀行
西日本シティ銀行
十八親和銀行
ゆうちょ銀行
セブン銀行
ローソン銀行
コンビニATM
E-net
三井住友銀行
三菱UFJ銀行
イオン銀行
八十二銀行 ※借り入れのみ対応
広島銀行 ※借り入れのみ対応、福岡銀行
十八親和銀行 ※借り入れのみ対応
熊本銀行
横浜銀行
西日本シティ銀行
ゆうちょ銀行
※参照:アコムアイフルプロミスを参照して筆者が作成
※提携ATMの詳細についてはアコムのホームページでご確認下さい。

無利息期間はプロミスなら無駄にならず最大限活用できる

無利息期間を1日でも無駄にせず、少しでも利息額を減らしたいならプロミスが選択肢となります。

無利息期間サービスは3社とも、「初めての利用に限り、最大30日間」であるが、仕様においてはプロミスが優れている。プロミスは、初回借入日の翌日から無利息期間が始まるため、契約と借入のタイミングがずれても無利息期間を最大限活用できる。

無利息期間の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
無利息の
適用期間
契約日の翌日から
最大30日間
契約日の翌日から
最大30日間
借り入れの
翌日から30日間
対象者 アコムを初めて利用する人 ・アイフルを初めて利用する人
・無担保ローンを利用する人
(キャッシングローン、
ファーストプレミアム・カードローン、
SuLaLiが対象商品)
・プロミスを初めて利用する人
・メールアドレス登録および
Web明細を利用する人
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

アコムとアイフルの無利息期間は、契約日の翌日から起算されるのに対し、プロミスは借り入れた日の翌日から起算だ。契約後すぐに借り始めなくても、無利息期間が無駄にならない。

例えば緊急時に慌てたくない方や、来月のイベントに備えて資金を確保しておきたい方には、プロミスのカードローンが便利だ。事前に契約しておけば、好きなときにお金を借りられる。

カードローンの審査には、実際どのくらいの時間がかかるかは不明なうえ、落ちる可能性もある。支払い期日までに余裕のあるタイミングで申し込むのが無難だが、そうなるとアコムやアイフルでは無利息期間が無駄になるおそれがあるためだ。

たけなわアヤコさん

逆に、契約後すぐに借り入れる必要がある緊急時には、どの会社を選んでも変わりありません。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

女性向けサービスが充実しているのはアイフル

女性向けサービスが充実しているのはアイフルです。同社は女性への配慮が充実したレディースローン「SuLaLi」を提供しているためです。

女性に対する細やかな配慮を求めているのなら、アイフルがいいだろう。3社のなかでは唯一、女性専用の商品「SuLaLi」を提供している。

女性向けサービスの比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
女性向けサービス 特になし 女性専用ローンあり 女性専用ダイヤルあり
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

SuLaLi(スラリ)には女性専用ダイヤルのほか、専用のデザインカードが用意されているのが特徴だ。

周囲に借入れがバレないための配慮が手厚いので、こっそりお金を借りたい女性に向いている。

アコム・アイフル・プロミスを比較
(画像=アイフルより引用)

アコムでは、女性向けのサービスは実施していない。

プロミスでは、ウェブサイト上で「レディースキャッシング」として案内されているが、アイフルのような女性向けデザインのカードは提供されていない。用意されているのは、女性オペレーターが対応する専用ダイヤルのみだ。

ただし、レディースローンSuLaLi(スラリ)の借入限度額は10万円と、低い点には注意が必要です。

たけなわアヤコさん

「10万円まで借りられれば十分」かつ「特別デザインのカードがほしい」という人は、アイフルのSuLaLiを検討してみましょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

限度額はアコム・アイフルが800万、プロミスは500万

借入限度額を比較するとプロミスの500万円はアコム、アイフルの800万円より300万円低くなっています。ただしカードローンで数百万円の契約が可能なのは、高い安定収入や資産などがある一部の人に限られるため、限度額は多くの利用者にとって優先すべきポイントとはいえません。

借入限度額は、アコムとアイフルが最高800万円で高く、プロミスは、最高500万円に留まる。

借入限度額の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
借入限度額 1万円~800万円 ・ファーストプレミアム・
カードローン:100万~800万円
・キャッシングローン:1万円~800万円
・SuLaLi:1万円~10万円
~500万円
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

ただし、初回契約時から最高借入限度額が設定されることは、まずない。カードローンは無担保で提供されるため、消費者金融にとっては貸し倒れリスクが高い商品であるためだ。 返済能力が高い人であっても、誠実な返済を心掛けてくれる人物であるかは、契約時点では分からない。

たけなわアヤコさん

初めから踏み倒しを狙って借りる人もいるかもしれないので、消費者金融はまずは低めの借入限度額を設定し、優良顧客であるかを見極めるのが一般的です。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

以上を踏まえたうえで「ゆくゆくは500万円を超える借り入れがしたい」のなら、アコムやアイフルを選ぶとよい。

3社全てアプリ完結、着せ替えできるのはアイフルだけ

アコム、アイフル、プロミスのいずれもアプリを提供しており、申し込みから借り入れ、返済まで全てアプリで完結できます。なお、アイフルはアイコンの変更が可能であり、この点において他の2社とは異なり、バレにくい工夫がされています。

公式アプリは3社ともリリースしており、その使い勝手もおおむね変わらない。利用者からの評判・口コミにも大して差はなかった(2024年10月24日現在)。3社とも基本的な機能は全てそろっている。申し込みはアプリで完結(※ウェブサイトからも申し込みは可能)でき、借り入れや返済は金融機関への振り込み手続きはもちろん、ATMからの手続きもアプリひとつで可能だ。

アプリ上では利用状況を確認できるほか、登録すれば返済期日をプッシュ通知やメールで知らせてくれる機能もある。

ただし、アプリのアイコンを変更できるのは、アイフルだけだ。

アコム・アイフル・プロミスを比較
(画像=アイフルより引用)
たけなわアヤコさん

「アイコンを見られて家族や友人などにバレる」のが不安な場合、アイフルを検討しましょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

アプリ機能の比較表
消費者金融名 アコム
アコム
アイフル
アイフル
プロミス
プロミス
申し込み アプリ完結可能 アプリ完結可能 アプリ完結可能
借り入れ、返済 ・銀行振り込み
・セブン銀行ATM
・銀行振り込み
・セブン銀行ATM
・ローソン銀行ATM
・銀行振り込み
・セブン銀行ATM
・ローソン銀行ATM
利用状況の確認 可能 可能 可能
返済期日の通知 3日前と当日にプッシュ通知 3日前にメール通知 自分で指定した日時に
メール通知
アプリアイコンの変更 不可 可能 不可
公式サイト 公式サイト 公式サイト 公式サイト
アコムアイフルプロミスのウェブサイトを参照して筆者作成

また、アプリを使ったATMからの借り入れ・返済は、アコムではセブン銀行のみとなっている。ローソン銀行のATMを使いたい場合には、アイフルまたはプロミスを利用しよう。

アコムは審査通過率が高く、顧客数が多い

アコム
(画像=アコムより引用)

アコムの概要
融資時間 最短(※1)
金利 年3.0%~18.0%
審査通過率 42.15%(※2)
申し込み条件 ・20歳~72歳
・安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方
在籍確認 原則、お勤め先へ在籍確認の電話なし
顧客数 182万5,000人
※2024年6月データ
新規申込件数 153万2,078件(※3)
提携ATM数 14行
自社ATM数 587件
無利息期間 ・ご契約の翌日から30日間は金利0円
・30日間無利息サービス(※4)
女性向けサービス 特になし
借入限度額 1万円~800万円
アプリ 申し込みも借り入れ・返済も可
アコムのウェブサイトを参照して筆者作成
※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※2 審査通過率は2023年4月~2024年3月の平均値(参照:マンスリーレポート
※3 新規申込件数は2023年4月~2024年3月の合計値(参照:マンスリーレポート
※4 無利息サービスの適用条件:アコムでのご契約がはじめてのお客さま

アコムは、アイフルやプロミスと比較して、審査通過率の高さや顧客数の多さにおいて優れた実績を誇ります。カードローンを初めて利用する人や、審査に不安がある人はアコムを選びましょう。
たけなわアヤコさん

新規の申込件数が多いのは、CMでも耳にする「初めてのアコム」というブランドイメージが浸透している影響もあるかもしれません。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

初めてカードローンを利用する人や、年収や勤続年数などに自信がなく審査が不安だったりする人には、アコムがいいだろう。

融資時間が最短20分(※1)と迅速な点もアコムのメリットだ。土日も夜9時まで審査受付をしており即日融資に対応する。

たけなわアヤコさん

このように初心者向けのサービスが充実したアコムですが、利息額や月々の返済額を把握した上で借り入れを検討しましょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

下表は、アコムで10万円を借りた際の利息額および返済額のシミュレーションだ。利息額を把握し、返済計画を立てることで、初めての利用でも安心して借り入れできるだろう。

借り入れシミュレーション(借入額10万円想定)
返済回数 返済額 利息額
1回 1万843円 1,500円
2回 1万843円 1,359円
3回 1万843円 1,217円
4回 1万843円 1,073円
5回 1万843円 926円
6回 1万843円 777円
7回 1万843円 626円
8回 1万843円 473円
9回 1万843円 318円
10回 1万682円 160円
アコムのシミュレーションを参照して筆者作成
※簡易計算のため、実際の利息は表内の金額と異なる場合がある

アコムで契約し、年18.0%の金利で10万円を借り、10ヵ月で完済した場合、毎月の返済額は約1万円だ。利息は総額で8,429円かかる。

アコムで10万円借りたときの返済シミュレーション
借入額:10万円
返済期間:10ヵ月
毎月の返済額:約1万円
利息総額:8,429円

申し込みは、ウェブサイトまたはアプリからできる(※自動契約機・電話・郵送も可)。必要書類は、次のいずれかの本人確認書類1点のみが基本だ。

本人確認書類
運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、保険証
申し込み内容や審査状況によっては、収入証明書類(源泉徴収票や給与明細書など)が求められることもあります。

申し込み手続きが完了すると、最短20分(※1)以内に審査結果が通知される。結果に同意することで契約が成立し、借り入れできるようになる。

アコムに申し込む
(公式サイト)

※1 お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アイフルは年収300万以上や100万円以上の借り入れを検討する人におすすめ

アコム・アイフル・プロミスを比較
(画像=アイフルより引用)

アイフルの概要
融資時間 最短18分
金利 ・ファーストプレミアム・カードローン:年3.0%~9.5%
・キャッシングローン:年3.0%~18.0%
・SuLaLi:年18.0%
審査通過率 35.9%
申し込み条件 ・本人が安定した収入を有する(年金のみは不可)
※対象年齢は商品によって以下の通り
・ファーストプレミアム・カードローン:満23歳~59歳
・キャッシングローン:満20歳~69歳
・SuLaLi:満20歳~
在籍確認 原則なし
顧客数 124万3,597人
※2024年3月データ
新規申込件数 94万4,597件
提携ATM数 10行
自社ATM数 738件
無利息期間 初回契約日の翌日から最大30日間
女性向けサービス 女性専用ローンあり
借入限度額 ・ファーストプレミアム・カードローン:100万~800万円
・キャッシングローン:1万円~800万円
・SuLaLi:1万円~10万円
アプリ 申し込みも借り入れ・返済も可
アイフルのウェブサイトを参照して筆者作成
※審査通過率は2023年4月~2024年3月の平均値
※新規申込者数は2023年4月~2024年3月の合計値

アイフルは、100万円以上の借り入れを検討している方におすすめです。限度額が100万円以上の場合、年3.0%~9.5%と、通常の半分以下の金利が適用されるからです。

アイフルをアコムやプロミスと比較したとき、特に優れているのはファーストプレミアム・カードローンの存在だ。申し込み条件は一般的なカードローンよりも厳しいが、金利が実質年率3.0%~9.5%と低いので、利息が安く済む。

たけなわアヤコさん

満23歳~59歳で年収が300万円を超える人は、まずファーストプレミアム・カードローンを試してみるといいでしょう。
たけなわアヤコ(ファイナンシャル・プランナー)

ファーストプレミアム・カードローンの審査に通過して、10万円を借りたときの返済シミュレーションは下表の通りだ。

借り入れシミュレーション(借入額10万円想定)
返済回数 返済額 利息額
1回 1万440円 791円
2回 1万440円 715円
3回 1万440円 638円
4回 1万440円 560円
5回 1万440円 482円
6回 1万440円 403円
7回 1万440円 324円
8回 1万440円 244円
9回 1万440円 163円
10回 1万442円 82円
金融広報中央委員会「知るぽると」のシミュレーションを参照して筆者作成
※簡易計算のため、実際の利息は表内の金額と異なる場合がある

アイフルは、年9.5%の金利で10万円を借り、10ヵ月で完済した場合、毎月の返済額は約1万円だ。利息は総額で4,400円かかる。

アコム(年18.0%)で借りた場合に比べると、月々の返済負担は約400円減り、総利息額は4,029円減る。

アイフルには、女性向けローンのSuLaLiがあるのも特徴的である。「SuLaLi」は、プライバシーへの配慮が充実したレディースローンだ。カードは女性限定のかわいいデザインなので、カードローンに抵抗がある方も利用しやすいだろう。

申し込みは、ウェブサイトまたはアプリからできる(※自動契約機・電話も可)。申し込みに最低限、必要なのは次の本人確認書類いずれか1点だ。

本人確認書類
運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、特別永住者証明書、在留カード

申し込み内容や審査状況によっては、収入証明書類(源泉徴収票や給与明細書など)が求められることもある。

アイフルの融資時間は最短18分となっている。同社は、365日休みなしで即日キャッシングに対応している。とくに、「振込み」や「スマホATM」であればスマホアプリ1つで瞬時に借り入れできる。

審査結果の通知時間は、9:00~21:00だ。土日・祝日も同様である。夜間帯に申し込みを完了させた場合は、翌営業日9:00以降に通知となる。審査結果に同意し、契約手続きを済ませたら、すぐに借り入れが可能だ。

アイフルに申し込む
(公式サイト)

プロミスは業界最速3分融資、18歳、19歳の学生でも借りられる

アコム・アイフル・プロミスを比較
(画像=プロミスより引用)

プロミスの概要
融資時間 最短3分
金利 年4.5%~17.8%
審査通過率 37.925%
申し込み条件 ・満18歳~74歳(高校生は不可)
・本人が安定した収入を有する(年金のみは不可)
在籍確認 原則なし
顧客数 161万1000人
※2024年3月データ
新規申込件数 93万9,337件
提携ATM数 12行
自社ATM数 822件
無利息期間 初回借り入れの翌日から30日間
女性向けサービス 女性専用ダイヤルあり
借入限度額 最高500万円
アプリ 申し込みも借り入れ・返済も可
プロミスのウェブサイトを参照して筆者作成
※審査通過率は2023年4月~2024年3月の平均値
※新規申込者数は2023年4月~2024年3月の合計値

プロミスの最大の特徴は融資スピードが早いことです。アプリで、最短3分で借り入れできます。

プロミスはアコムやアイフルに比べ、融資までの時間が早く、かつ申し込み条件が易しい。なるべく早く借りたいという人や、18歳・19歳でカードローンを利用したいという人はプロミスを選ぼう。

プロミスに申し込む
(公式サイト)

また、30日間無利息サービスが初回借り入れの翌日から始まる点もプロミスのメリットだ。プロミスは、「すぐに使うかどうか分からない」といった状況をはじめ、念のためカードローンを契約しておきたいケースにも適している。

借り入れシミュレーション(借入額10万円想定)
返済回数 返済額 利息額
1回 1万833円 1,483円
2回 1万833円 1,344円
3回 1万833円 1,203円
4回 1万833円 1,061円
5回 1万833円 916円
6回 1万833円 768円
7回 1万833円 619円
8回 1万833円 468円
9回 1万833円 314円
10回 1万837円 158円
プロミスのシミュレーションを参照して筆者作成
※簡易計算のため、実際の利息は表内の金額と異なる場合がある

プロミスは、年17.8%の金利で10万円を借り、10ヵ月で完済した場合、毎月の返済額は約1万円だ。利息は総額で8,334円かかる。

アコムやアイフル(年18.0%)で借りた場合に比べると、月々の返済負担は約10円減り、総利息額は95円減る。

申し込みはウェブサイトまたはアプリから申し込みできる(※電話も可)。なるべく早く借りたい場合には、郵送物なしのウェブ完結申し込みを選ぶとよい。ウェブ完結申し込みを利用するには、 最低限次の本人確認書類のうちいずれか1枚が必要だ。

本人確認書類(「金融機関でかんたん本人確認」を利用する場合)
・運転免許証
・運転経歴証明書
・パスポート
・健康保険証
・マイナンバーカード
・在留カード、特別永住者証明書
※上記書類の記載が現住所と異なる場合は、次も併せて提出
・公共料金の領収書
・住民票の写し(住民票の記載事項証明書でも可)
・国税または地方税の領収書(納税証明書でも可)
・社会保険料の領収書
本人確認書類(「アプリでかんたん本人確認」を利用する場合)
・運転免許証
・運転経歴証明書
・マイナンバーカード
・在留カード、特別永住者証明書
※上記書類の記載が現住所と異なる場合は、以下も併せて提出
・健康保険証
・パスポート
・公共料金の領収書
・住民票の写し(住民票の記載事項証明書でも可)
・国税または地方税の領収書(納税証明書でも可)
・社会保険料の領収書
プロミスは申し込み内容や審査状況によっては、収入証明書類の提出も求められます。例えば、申し込み時点で18歳、19歳の人は収入証明書類が必須です。あらかじめ源泉徴収票や、給与明細書(直近2ヵ月分)などを用意しておきましょう。

申し込み手続きが済むと審査が始まり、結果が届くまでは最短3分だ。その後、ウェブ上で契約手続きを済ませれば、すぐに借り入れを開始できる。

プロミスに申し込む
(公式サイト)

アコム・アイフル・プロミスの違いに関するよくあるQ&A

アコム・アイフル・プロミスの違いは?
アコム・アイフル・プロミスは融資時間や審査通過率、限度額といった細かな部分で違いがある。例えば融資までの時間はプロミスが最も早い最短3分だ。

3社の主な違い
  • 融資時間…3社とも最短即日だが、プロミスは最短3分と特に早い
  • 金利…通常のカードローン商品は3社ともおおむね同じだが、プロミスの最高金利が若干低い
  • 申し込み条件…プロミスのみ18歳から申し込み可能
  • 人気…アコムは顧客数や新規の申し込みが特に多い
  • 借入限度額…アコムとアイフルは最高800万円、プロミスのみ500万円と低い
アコム・アイフル・プロミスでもっともおすすめなのは?
アコム・アイフル・プロミスでもっともおすすめなのは総合的にみるとプロミスだ。融資時間が最も早く、最高金利が最も低いためだ。プロミスは無利息期間が初回借入日からスタートするため、無駄にならない点もアコムやアイフルにはないメリットだ。

ただし状況により適切なカードローンは異なる。次を参考に自分に合ったものを選ぼう。

3社の特徴とおすすめの人
  • アコム…審査が不安な人におすすめ(審査通過率が3社のなかで最も高い※1)
  • アイフル…年収が300万円を超える人におすすめ(低金利のファーストプレミアム・カードローンを使える可能性あり)
  • プロミス…すぐに借りたい人や、18歳・19歳におすすめ(融資まで最短3分、3社のなかで唯一18歳から申し込み可能)

※1 2023年4月~2024年3月の平均値で比較(参照:アコムアイフルプロミス

アコム・アイフル・プロミスでもっとも審査が甘いのは?
法律上、厳正な審査を求められているため、甘い消費者金融はない。

ただし、審査通過率に関しては、アコムがもっとも高い。

3社の通過率比較
  • アコム…42.15%
  • アイフル…35.9%
  • プロミス…37.925%

※2023年4月~2024年3月の平均値で比較(参照:アコムアイフルプロミス

アコム・アイフル・プロミスに同時に申し込むのはあり?
3社に限らず、複数のカードローンを同時に申し込むのは避けるべきだろう。審査が不利になるおそれがある。

カードローンの申し込み状況は、すべて信用情報機関に登録されており、消費者金融は審査の際に必ずその情報を照会する。つまり、複数のカードローンに同時に申し込んでいることは消費者金融に筒抜けになるが、このときに「生活困窮者ではないか」と疑われ、審査にマイナス影響を及ぼすおそれがあるのだ。

急ぎのときや審査が心配なときほど、1社ずつ申し込もう。また、審査落ちしたときには、すぐに別のカードローンに申し込むのではなく、まずは原因と対策を検討するのが大切だ。
アコムとプロミスで両方借りるのはあり?
カードローンの併用は、状況によってはありだが、慎重になる必要はある。

カードローンは無担保サービスであることから、初回契約時には少なめの借入限度額になりやすい。そのため、1社では必要な金額に満たなかったときには、2社と契約して総借入限度額を上げることを検討してもいいだろう。

しかし、複数のカードローンを利用したとしても、総量規制(年収の3分の1を超える個人の借り入れを不可とする制度)を上回る借り入れは不可能だ。

1社でまとまった金額を借りるよりも高金利で利息がかかりやすい(金利は借入限度額に比例するため)や、返済日の把握が難しくなるといったデメリットもある。
消費者金融で審査落ちまくりの場合はどうすればいい?
まずは審査落ちの原因を考え、対策を練ろう。審査落ちが続く主な原因と対策は、次の通りだ。

審査落ちが続く原因と対策
・申し込み条件を満たしていない…条件の合うカードローンを選ぶ
・借り入れが多い…返済を優先する、おまとめローンを検討する
・属性から返済能力に欠けると判断されている…状況に応じて対策してから申し込む
・信用情報機関に過去の不誠実な利用記録が残っている…信用情報がリセットされる(金融事故に冠する情報が抹消される)を待ってから申し込む
・立て続けに申し込みをしたことで「生活困窮者ではないか」と疑われている…信用情報の抹消を待ってから申し込む

属性とは、年齢や職業、家族構成など申請情報のことを指す。カードローンは毎月決まった金額以上を返済する仕様であるため、「コンスタントに収入を得ているか」や「ローンに充てられるだけの余裕が家計にあるか」が重視される。

よって、年収が低いことよりも、「勤続年数が短い」や「職業柄、月によって収入額が大きく異なる」といった場合、審査に落ちやすい。逆にいえば、少し時間を置いてから申し込むだけで審査を通過することもある。

信用情報に問題があるケースでは、信用情報機関に照会手続き(開示請求)をするといいだろう。信用情報は登録期間が過ぎると抹消されるので、その期間を明確にするためだ。

<信用情報の開示請求先はこちら>
JICC
CIC

長期延滞や自己破産など特に重い情報の場合は、最長7年後に抹消される。申し込みの情報であれば、最長6ヵ月だ。

アコム・アイフル・プロミス以外でおすすめのカードローンは?
大手消費者金融から選ぶのであれば、SMBCモビットやレイクがいいだろう。

SMBCモビットは借入限度額が最高800万円、金利が3.0%~18.0%と、基本的なサービス内容はアコムやアイフルとほぼ変わらない。メリットとしては、プロミスと同じく三井住友銀行の定期ATMが手数料0円で使えることが挙げられる。また、SMBCモビットは原則、電話の在籍確認なしであったり郵送物を無しにできたりするため、カードローンの利用が周囲にバレにくい点も魅力だ。

レイクは借入限度額が最高500万円、金利が4.5%~18.0%だ。借入限度額はプロミスと同等だが、最高金利はプロミスのほうが17.8%と若干低い。レイクのメリットは、初回契約時に使える無利息期間が60日間または180日間と長いことだ。

借入限度額が高く、かつ手数料無料で使えるATMが多いカードローンを選びたい場合には、SMBCモビットがいいだろう。初回だけでも借り入れ利息を減らしたいのなら、レイクを選ぼう。

レイクの無利息期間に関する注意事項
≪60日・180日共通≫
※初めてなら初回契約翌日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用
※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可
※ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります
≪60日間無利息≫
※Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方
※Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません
≪180日間無利息≫
※契約額1万円~200万円まで
アコム・アイフル・プロミスで審査落ちする理由は?
審査落ちの原因は、どの消費者金融であっても「申し込み条件を満たしていない」または「返済能力が足りない」と判断されたためだ。

まずは改めて申し込み条件を確認するほか、申請情報や提出書類に誤りがなかったかを思い返してみよう。ただのミスであっても虚偽申告とみなされた場合には、審査落ちしてしまう。

返済能力の有無は、申請情報や信用情報などから総合的に判断される。審査においてネックになりやすいのは、信用情報の傷(延滞記録や債務整理記録など)だが、そのほかにも「返済能力が低いとみなされる要素が自分にないか」を客観的に検討してみよう。
アコムの審査に落ちたのはなぜ?
申し込み条件を満たしていない、または返済能力がアコムの基準を満たしていないと考えられる。

申し込み条件は、契約するうえでの最低基準であるため、次に当てはまらない場合には審査落ちする。

アコムの申し込み条件
・20歳~72歳
・安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方

ここでいう安定した収入や返済能力は、申請情報や信用情報から総合的に判断される。なかでも重要なのが「安定した」という文言であり、収入の高さよりも「一定額を毎月コンスタントに得ているか」が審査通過を左右する。

たけなわアヤコ
ライター歴8年、編集歴3年。金融系の領域からライター業に関わり始め、その後はさまざまなジャンルで活動。ライター兼編集や、編集専業として業界に携わっていた経験もあり、読者の深層ニーズを満たす記事執筆に定評あり。現在は金融ライターとして活動し、クレジットカードのほか、各種ローンや保険、投資をはじめとしたライフプランニング設計に関する記事を幅広く手掛けている。

■保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

ライター歴8年、編集歴3年。金融系の領域からライター業に関わり始め、その後はさまざまなジャンルで活動。ライター兼編集や、編集専業として業界に携わっていた経験もあり、読者の深層ニーズを満たす記事執筆に定評あり。現在は金融ライターとして活動し、クレジットカードのほか、各種ローンや保険、投資をはじめとしたライフプランニング設計に関する記事を幅広く手掛けている。

■保有資格
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
AFP認定者

※本サイトでは、アフィリエイトプログラムを利用し、アコム社含む提携業者から委託を受け広告収益を得て運用しております。