2024シーズン限りで清水エスパルスを退団した日本代表GK権田修一が、黒田剛監督率いる町田ゼルビアを巡る問題に言及。パリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太によるPK直前の水かけ行為やロングスローについて私見を述べた。
黒田監督のもと、プレー強度の高さを武器にシーズン序盤から上位争いを繰り広げていた町田。ロングスローにおけるタオルの使用や、PK直前の水かけ行為でも注目を集め、一部から「サッカーを見ている子供たちにとって、良くない」といった反対意見も湧き起こっていた。
この町田を巡る議論は、12月15日放送の情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)でも話題に。ゲスト出演の権田は、PK直前の水かけ行為について「僕自身は一種のゲン担ぎみたいなものかなと思う。ボールが濡れているから、僕らGKがやりづらいというのは、正直ない。雨の日はボールが濡れているし、あまり変わらないのかなと思っている」と、GKの目線から解説。ネット上で後を絶たない“町田批判”について、以下のように持論を展開している。
「ロングスローなど、町田は新しいことをやっていたり、タフにボール際で激しくプレーしたり、少しファウルが多かったりするので、少しマイナスに捉えられがち。だが、黒田剛監督は勝つために戦術的に落とし込んでやっている。全然問題はないと思うし、それ(批判的な声)を止められない方が問題かなと思う」
なお町田は10月、クラブや所属選手・スタッフに対する誹謗中傷に対して刑事告訴を講じると声明を発表。日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)の代理人弁護士を務める加藤博太郎氏を顧問として招き入れている。周囲では今もなお議論の対象となっている町田のプレースタイルだが、実際にピッチに立っている選手は問題と感じていないようだ。