アウディの人気コンパクトSUV「Q2」がマイナーチェンジ。タッチスクリーン操作のMMIとアウディバーチャルコックピットプラスを標準装備するとともに、インフォテインメントシステムをMIB3にアップグレード。車種展開ではアウディのラインアップで最もコンパクトなクワトロモデルを新設定

 アウディ・ジャパンは2024年12月4日、プレミアムコンパクトSUV「Q2」シリーズのマイナーチェンジモデルを発表し、同日より発売した。

アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲アウディQ2 35TDI クワトロ Sライン 価格:499万円 全長4205×全幅1795×全高1520mm ホイールベース2595mm 車重1540kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費16.9km/リットル 写真のボディカラーはミトスブラックメタリック、『CAR and DRIVER』より 引用)

車種展開は以下の通り。

Q2 35TFSIアドバンスト:430万円

Q2 35TFSI Sライン:468万円

Q2 35TDIクワトロ アドバンスト:461万円

Q2 35TDIクワトロ Sライン:499万円

SQ2:644万円

アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲アウディQ2 35TFSIアドバンスト 価格:430万円 全長4200×全幅1795×全高1530mm ホイールベース2595mm 車重1350kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費15.7km/リットル 写真のボディカラーはナバーラブルーメタリック、『CAR and DRIVER』より 引用)

 今回の変更は、機能装備のアップデートを図るとともに、アウディのラインアップで最もコンパクトなクワトロモデルとなる「35TDIクワトロ」を新設定したことが特徴である。

アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲アウディSQ2 価格:644万円 全長4220×全幅1800×全高1525mm ホイールベース2595mm 車重1550kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費11.8km/リットル 写真のボディカラーはプログレッシブレッドメタリック、『CAR and DRIVER』より 引用)

 まず機能装備については、シンプルに操作できるアウディ独自のインフォテインメントシステムMMI(マルチメディアインターフェース)を、最新のMIB3にアップグレードしたことがトピック。合わせて、より大きくなった8.8インチタッチスクリーンを採用し、従来センターコンソールのロータリープッシュボタンがあった場所に便利な収納コンパートメントを配置して利便性を高める。また、メーターパネル内に高解像度の12.3インチ液晶ディスプレイを配し、メーター、DIS(ドライバーインフォメーションシステム)、地図表示などの機能を統合したアウディバーチャルコックピットプラスを標準装備。フルデジタルのメーターパネルには、速度計と回転計に加えて、ナビゲーションなどの情報を表示する。

アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲シンプルに操作できるアウディ独自のインフォテインメントシステムMMIを最新のMIB3にアップグレード。合わせて、より大きくなった8.8インチタッチスクリーンを採用し、従来センターコンソールのロータリープッシュボタンがあった場所に便利な収納コンパートメントを配置して利便性を高める。写真はアドバンスト。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲アドバンストはスクリプトクロス表皮のスタンダートシートを装着、『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲Sラインはクロス/レザー表皮のスポーツシートがオプションで選択可、『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲SQ2にはオプションで専用のインテリアデザインパッケージを設定。ファインナッパレザー表皮のスポーツシートを配備する。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より 引用)

 先進安全システムの面では、ポジショニングランプやターンシグナルに加えてハイビーム/ロービームでも明るい視界を提供するLEDヘッドランプを採用。また、10km/h以上で走行中にシステムが先行車両に衝突する恐れがあると判断すると警告や衝突被害軽減ブレーキを作動して衝突の回避、または衝撃を軽減するアウディプレセンスフロントと、後退の際の後方視界を確保するリアビューカメラを標準で装備する。さらに、アウディサイドアシスト、アウディプレセンスベーシック、アダプティブクルーズアシスト、ハイビームアシスト、オートマチックテールゲート等で構成するコンビニエンス&アシスタンスパッケージや、Audi connect、アウディスマートフォンインターフェイスなどをオプションで設定した。

アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲ポジショニングランプやターンシグナルに加えてハイビーム/ロービームでも明るい視界を提供するLEDヘッドランプを採用、『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲安全性を高めるアウディプレセンスフロントとリアビューカメラを標準で装備、『CAR and DRIVER』より 引用)

 パワートレインに関しては、35TFSI系に“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpm)+7速Sトロニックを、35TDI系に“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力150ps/3000~4200rpm、最大トルク360Nm/1600~2750rpm)+7速Sトロニックを、SQ2に“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力300ps/5300~6500rpm、最大トルク400Nm/2000~5200rpm)+7速Sトロニックを搭載。駆動機構は35TFSI系がFWD、35TDI系とSQ2が4WD(quattro)を採用する。シャシー面ではアドバンスト系にスタンダートサスペンションを、Sライン系にスポーツサスペンションを、SQ2にSスポーツサスペンションを装備。シューズはアドバンスト系に7J×17アルミホイール 5ダブルスポークデザイン+215/55R17タイヤを、Sライン系に7J×17アルミホイール 5アームスターデザイン+215/55R17タイヤを、SQ2に8J×18アルミホイール 5Vスポークスタイル+235/45R18タイヤを標準で組み込んでいる。

アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲35TFSI系には“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(150ps/250Nm)+7速Sトロニックを、35TDI系には“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(150ps/360Nm)+7速Sトロニックを搭載。35TDI系は駆動機構に4WD(quattro)を採用する、『CAR and DRIVER』より 引用)
アップデートを果たしたアウディQ2が日本デビュー。新グレートとして35TDIクワトロを設定
(画像=▲SQ2は“2.0TFSI”1984cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(300ps/400Nm)+7速Sトロニックを搭載。懸架機構にはSスポーツサスペンションを組み込む、『CAR and DRIVER』より 引用)

提供元・CAR and DRIVER

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