アウディのプレミアムコンパクトSUV「Q3」とプレミアムコンパクトSUVクーペ「Q3スポーツバック」がマイナーチェンジ。アップデートしたアウディバーチャルコックピットやタッチスクリーンを備えた8.8インチのMMIを採用。車種展開では最新の“2.0TDI”ディーゼルエンジンを搭載する40TDIクワトロを新規に設定

 アウディ・ジャパンは2024年12月4日、プレミアムコンパクトSUV「Q3」とプレミアムコンパクトSUVクーペ「Q3スポーツバック」のマイナーチェンジモデルを発表し、同日より発売した。

車種展開は以下の通り。

■Q3

Q3 35TFSIアドバンスト:503万円

Q3 35TFSI Sライン:533万円

Q3 40TDIクワトロ アドバンスト:552万円

Q3 40TDIクワトロ Sライン:582万円

■Q3スポーツバック

Q3スポーツバック35TFSI Sライン:556万円

Q3スポーツバック40TDIクワトロ Sライン:602万円

アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲アウディQ3 35TFSIアドバンスト 価格:503万円 全長4490全幅1840×全高1610mm ホイールベース2680mm 乗車定員5名 写真のボディカラーはアルコナホワイト、『CAR and DRIVER』より引用)

 今回の変更は、機能装備のアップデートを図るとともに、最新の“2.0TDI”ディーゼルエンジンを搭載する40TDIクワトロを新設定したことが特徴である。

アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲アウディQ3スポーツバック40TDIクワトロ Sライン 価格:602万円 全長4520×全幅1840×全高1565mm ホイールベース2680mm 乗車定員5名 写真のボディカラーはクロノスグレーメタリック、『CAR and DRIVER』より引用)

 まず機能装備については、アウディ独自のインフォテインメントシステムMMI(マルチメディアインターフェース)をアップグレードするとともに、タッチ機能を備えた8.8インチスクリーンを装備。合わせて、アウディの上位モデルから受け継いだ10.25インチのフル液晶ディスプレイ式デジタルインストルメントクラスターを配備して、先進的なデジタル体験をドライバーに提供する。デザイン面では、Qファミリー専用にデザインされたオクタゴン(八角形)をモチーフとするシングルフレームグリルやインストルメントパネルを装備するとともに、シャープな造形のLEDヘッドライトや大型のエアインレットを配したバンパー、ブリスター形状の前後フェンダー、彫りの深いサイドのロワラインなどを採用して、アウディのSUVならではの個性を表現。一方、Q3スポーツバックはQ3よりも全高を約4.5cm低く設定すると同時に流麗なルーフラインを構築して、クーペのエレガントさを強調した。

アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲アウディ独自のインフォテインメントシステムMMIをアップグレードするとともに、タッチ機能を備えた8.8インチスクリーンを装備。合わせて、アウディの上位モデルから受け継いだ10.25インチのフル液晶ディスプレイ式デジタルインストルメントクラスターを配備する。写真はQ3 40TDIクワトロ Sラインのインテリアで、日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲Sラインは前席にスプリントクロス/アーティフィシャルレザー表皮のS lineロゴ入りスポーツシートを設定、『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲Q3 35TFSIアドバンストのインテリア。前席にはパーシャルレザー表皮のスタンダードシートを配備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲Q3スポーツバック40TDIクワトロ Sラインのインテリア。前席にスプリントクロス/アーティフィシャルレザー表皮のS lineロゴ入りスポーツシートを装備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲オクタゴン(八角形)をモチーフとするシングルフレームグリルやシャープな造形のLEDヘッドライトなどを採用して精悍かつ力強いフロントマスクを創出する、『CAR and DRIVER』より引用)

 パワートレインに関しては、35TFSI系に“1.5TFSI”1497cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンターボエンジン(最高出力150ps/5000~6000rpm、最大トルク250Nm/1500~3500rpm)+7速Sトロニックを、40TDI系に“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(最高出力193ps/3500~4200rpm、最大トルク400Nm/1750~3250rpm)+7速Sトロニックを搭載。40TDIは従来の35TDI比で最高出力が43ps、最大トルクが60Nmアップする。駆動機構は35TFSI系がFWD、40TDI系が4WD(quattro)を採用している。

アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
アウディのプレミアムコンパクトSUVのQ3シリーズが仕様変更。新グレートとして40TDIクワトロを設定
(画像=▲パワートレインに“2.0TDI”1968cc直列4気筒DOHCコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(193ps/400Nm)+7速Sトロニックを搭載する40TDIクワトロはSUVのQ3(写真・上)とSUVクーペのQ3スポーツバック(同・下)の2ボディで選択可、『CAR and DRIVER』より引用)

文・大貫直次郎/提供元・CAR and DRIVER

【関連記事】
「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ