有馬幸太郎(鹿島アントラーズ在籍時) 写真:Getty Images

 大分トリニータは12月14日午前、公式インスタグラムアカウントにて、いわきFCからFW有馬幸太郎が完全移籍により加入することが決定したと発表。しかし数時間以内に削除されたことから、フライング発表の可能性が指摘されている。

 現在24歳の有馬は、2019年に鹿島アントラーズのアカデミーからトップチーム昇格。プロ2,3年目に育成型期限付き移籍先の栃木SCでJ2リーグ42試合出場1ゴールも、鹿島に復帰することなく、2021シーズン終了後に栃木を退団し、鹿島からいわきへ完全移籍した。

 そのいわきでは、加入1年目から絶対的ストライカーとして活躍。2022シーズンにリーグ戦24試合の出場で8ゴールとJ2昇格に貢献すると、2023シーズンこそ13試合の出場にとどまったものの、2024シーズンはリーグ戦全試合でピッチに立ち10ゴールをマーク。自身初の2桁ゴールもあり、ステップアップが期待されている。

 大分の公式インスタグラムアカウントによる投稿をうけて、ネット上では「有馬、トリニータへ移籍するのか」「有馬選手は大分行くの?公式やっちゃった?」「トリニータ公式は削除したけど、有馬をフライング発表か」などのコメントが。大分サポーターから歓喜の声が挙がる一方、いわきFCは14日正午の時点で同選手の去就について公式発表していない。

 大分は2024シーズンのJ2リーグで16位と辛うじて残留。攻撃陣では、右アキレス腱断裂によりシーズンを棒に振ったブラジル人FWサムエル、リーグ戦28試合の出場で6ゴールのFW長沢駿、リーグ戦27試合の出場で5ゴールのFW渡邉新太が契約満了により退団している。有馬の大分移籍が事実であるならば、同選手はサムエル、長沢、渡邉らに替わるストライカーとして結果が求められる。