明治安田J3リーグの松本山雅は、4シーズンぶりのJ2復帰をかけて12月7日に昇格プレーオフ決勝でカターレ富山と対戦したが、2-2で引き分けJ2昇格はかなわなかった。クラブは12月12日付けで「霜田正浩監督契約満了のお知らせ」と題して来2025シーズン契約を結ばないことを発表した。
クラブの公式インスタグラムには、7日以降サポーターから霜田監督交代を要求するコメントが相次いでいた。しかし、契約満了が発表されると、真逆の労うコメントがXに多数寄せられた。
「霜田山雅はロマンのサッカーだと思ってましたが、リアリズムとパッションのサッカーでした。限られた条件・制約の中、現実解を探し、情熱的に選手をモチベートしておられました」「クラブが難しい時期に監督を引き受けていただきありがとうございました」「結果を出すのに、あと3分足りませんでしたね。10年前のサッカーでは、現在通用しない事、それを選手と変えようとした功績は大きかったです」
一方で、フロントへは厳しいコメントも散見された。「また監督だけ切ってフロントはそのままなんていうトカゲの尻尾切りしませんよね??田中隼磨さんとの裁判も続いてるみたいだし、会社が1から心を入れ替えないと山雅に未来はありませんよ」「山雅の低迷は監督だけの責任ではありません。監督以上に山雅フロントは責任を明確にすべきだと思います」
また、霜田監督はクラブ公式ホームページにて以下のようにコメントを残している。「契約満了に伴い退任することになりました。松本での2年間、昇格をミッションにして全身全霊を注いできましたが、最後にあのような形で結果を出せなかったこと、本当に悔しくて残念で、応援いただいた皆さんに申し訳なく思っています」